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2004/05/19

システム開発に必要なスキル

この連載はかなりヒット記事を飛ばしているのだけど、今回もイイ。
@IT:外資系コンサルタントのつぶやき 第23回 - プログラミングスキルをもっと評価すべき

第5回 技術スキルだけでは食えないなど、技術力の評価については度々話題に出ていたわけだけど、今回は「すべき」というように一歩踏み込んで現状に警鐘を鳴らしている。

今回再度書かれているように、ITコンサル系(旧会計系コンサル系)だけでなく、大手SIもダメだし、中小もろくなところはない。

大手は、コンサルもSIも「より上流へ」が当たり前で、殆ど実装の現場の仕事は手掛けないし、手掛けたとしても上手くこなせない。上流が得意なら当然しっかり管理出来るかと思いきや、実装の勘所が分かっていないんだから無理が出てしまうのが道理。管理のお題目だけでは本当の管理は出来ない、管理対象(この場合はプログラミングやテストやOS・MW・NW設定等々)の肝を抑えていないとね。どこかで無理が出るっていうののいい例が、一昔前のオウム関連会社が防衛庁のシステム開発に関わっていたというのではないかな。

で、他方の中小は、転職サイトを見るに派遣に近い怪しいところばかりだし、そうでなくビジネス的に上手くやれている(ように見える)ところも内情は実はぼろぼろというのもありがちというかそういうところばかりじゃないかな。ぼくの勤務先がまさにそれ。同業の同じようなポジションのところもいい話は聞かないし。

恐らく、本当の技術力を持った人はどこにも一定の割合しか居ない。すなわち、どこにも殆ど居ない(大手SIだとひょっとしたら研究所やそれに類する組織に或る程度まとまって居るかもしれないけど)。ITコンサルで適性があるもしくは学生時代からプログラミングやっていてずば抜けた能力を示すひとと、大手SIの開発部門で業務をリードしつつ技術にも深い知識を持っているひとと、中小の叩き上げで本当に分かっているひととの比率は、ほぼ同じで、100人に一人とかそんなもんだろうな、というのが、ITコンサルから100人規模のベンチャーに移っての実感。

などとつらつら考えるに、この業界、根本的に間違っているなー、としか思えない。直接見聞きたことあるのは月当たり100人までが1年程度投入される規模の開発だけど、このレベルならせいぜい20人が2年掛けて作った方が絶対上手く行く。少数精鋭で、本当に出来る人を1~2人アーキテクトとして抱え、あとはそこそこのプログラミングスキルと業務理解力のあるひと、って感じかな。これで見た目のコストは半分以下、影のコスト(バグ、モチベーションの低下による諸々の問題)も激減でハッピーな開発が出来る。はず。スピード経営とかで開発期間が短くなっているって言ったって、どうせROIの計算とか市場環境の調査分析とか厳密にした上で納期決めているわけではないんだから、期間倍になったってクリティカルな影響を与える事例なんて殆ど無いはず。

「本当の技術力を持った人は殆ど居ない」と書いたけど、10人以下とかの規模の組織なら居るかも知れない。でもそういうところは一次請けとして開発を請け負えないし、じゃあ請け負えるようになるために規模を拡大すると、数十人規模の中小のところや大手と同じ弊害を負うようになってしまう。プロジェクト管理能力とプログラミングスキルとそれらを組織的に結び付けること、というのは非常に難しくて、殆ど不可能なんじゃないかと思ってしまう。

それはともかく、目下の課題は、じゃあどこに転職すればいいのか、って話なんだが・・・
鬱。

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