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2009/01/26

【雪山記録】安達太良山 2009/01/24-25

1日目はノーマルルートで登頂成功、ただし悪天。2日目はバリエーションルート(笑)に挑んで失敗、けど好天で景色は楽しめた。

【0日目】
ちょっと遅くなったが、車中泊雪山生活のスタート。

金曜夜、洗濯とか食事をまともに摂ったり(前日買ってあった肉を消化するべく)していたら遅くなり、出発は23時を過ぎてしまった。

30kmくらいしか高速道路の距離は変わらないようで、下道の距離考えるととんとんなので、常磐道経由で二本松まで向かうことにした。いわき~郡山の磐越道は初めて走ったが、新潟~郡山と違ってずっと2車線だし、緩やかな阿武隈山地を抜けて行く景色が多分昼間ならよさそうで、いい道だった。

2時半に安達太良SA着、そこで寝る。天気予報とかスキー場のデータ再度チェックしようと思ったがネットにつなげない。Air Edgeがあまりにも遅いのでEMOBILEへ乗り換えたのだが、やっぱりエリアが狭くて使えない。SA/PAくらい使えるようにしておいてもらいたいものだ。

【1日目、土曜】

ぐっすり眠ってしまい、8時半に起きてスキー場へ。

ゴンドラ1回券を購入。このときは曇り、たまに晴れ間も覗いていた。
P1240003
↑ゴンドラから。山頂の方まで望める。

山頂駅の入口にあった温度計によると気温は-9℃。さらに小雪が舞ってあまりいい状況でないので駅舎の出口を借りて準備。スキーのワックスを剥がし忘れていることにここでようやく気付いた。財布に入っていた適当なポイントカードで剥がそうとするが、あまり効果無し。アルパイントレッカーの長さも調整、ビンディングに着け易くなった。それから明らかにカリカリにクラストした雪面のようなので、スキークランポンも装着しテストすることに。

10:40登高開始。1350m。登山口自体は標識があるので分かるのだが、明瞭なトレースは無いため若干迷走気味。とりあえず高い方に行ったら赤布とそれを追うワカンのトレースを発見、何とかなった。

そうこうするうちに速攻で自前加工したスキークランポンが曲がる。左の内側が外を向いてしまっている↓。
P1240011
やはり強度不足か(ただ、他の3箇所は翌日もそのまま使っていたが、特に曲がりなどは発生せず。けどまあいずれにせよ違う何かで作り直そう)。そして、これってあまり付けている意味を感じない。殆ど利いていないような。

緩い登りが続く。基本的に直登可能な程度の斜度で、一部の段差はカニ歩きする程度。キックターンの練習はこの日はあまり出来なかった。

確か1400m辺りで、スキーヤー2人が山頂付近から滑り出すのが見えた。一本滑ってからか多分1500m辺りで休憩していた。その後登り返して来たのに抜かれる。その後すぐ、1600m辺りのところから再度ドロップした模様。

ついでに、登り始めてすぐの辺りから後ろに見えていたスノーシューとワカンの5人くらいのパーティーにもこの辺りで抜かれた。風が凄いことになって来て顔が冷たいので、一度バックパックを下ろしてバラクラバ装着。

上まで雪はつながっていて、山頂のいわゆる乳首の下の山頂標識(夏にそこまで行ったところ)までシールで行けたしその後そこから滑り降りられた(ソールに傷付けたくない人にはお勧め出来ない。『ハイグレード山スキー』ではしばらくスキー履かずに下りるよう書かれている。ぼくはその後駐車場にスキーのまま滑り込もうとして思いっ切りガリッとやってしまったり、という道具の扱いの荒い人間なので)。

というわけで12:10登頂。1700m。
P1240022
1時間半というのは遅めだな。

スキースキン片付けたりしていたら、抜かれたパーティーが本当の山頂に登って下りて来た。すぐにまた別の5人くらいの登山靴(ワカンをバックパックに付けていた)のパーティーが登って来た。片付け後、同じタイミングで乳首の先っぽ、本当の山頂に登る。この前の6月に来たときは登らなかったので、初登頂。

スキースキン剥がすときは細かい作業なので素手にならざるを得ないんだけど、そんなちょっとの間でもグローブ脱ぐと風が強いこともあり手が凍りそうになる。んー、雪山って辛い。

準備して下りようとしたところでシール登行のスキー3人くらいのパーティーも登って来た。みんな結構出るの遅いのね。

徐々に天候は悪くなる方向。登る途中は十分視界あったのが、100mほどに。ホワイトアウトというほどではないが、滑ってから止まる時にまだ動いていると錯覚してしりもちを付く程度ではある。そして凄い風。これは最早吹雪。なので安全策を取って登って来たルートをそのまま下りる。視界があって条件が良ければ一本北の尾根あるいは間の沢筋を試そうかとも思っていたのだが。

竿や立木に付けた赤リボンがあるのでそれほど迷わない。けど1500m辺りの広くなっているところで方向失い掛けて南の尾根に行ってしまいそうになった。こまめにコンパスチェックしながらで、滑りを楽しむどころではない。

薬師岳でスキーヤーズレフトに逸れる。スキーが立てられていたので最初に見たスキーの2人組だろうか、薬師岳山頂にツェルト張っていた。
P1240027
このルートもやはり木の間隔が狭いのでまともに滑れない(夏に下りたので想像は付いていたが)。殆ど横滑り。こっちは赤旗をすぐに見失ってしまったが、何とかゲレンデコースに復帰。カシオペヤコースの半ば辺りかな。結果的にはほぼ狙い通りではあったのだけど、本当にスキー場に戻れるのか、かなりひやひやした。不安だったのでスキー場寄りに一本尾根を乗り換えたのだけど、そのまま下りてもヘラクレスコースにぶつかったのかな。ま、そういう冒険はもう少し条件のいいときにやることにしよう。

ゲレンデにはボーダーがたくさん座っているところをようやく気持ちよく滑降。ボードはこんなガリガリのスロープだと辛いだろうな。その後の2人乗りリフトは強風のためか止まっていた。一番下のリフトは大混雑(当社比)。
P1240029

14:00ゲレンデ下部に帰着。半日券買って基礎練習でもしようかとも思っていたけど、風が強いし混んでるし体が冷え切っているし、でこの日は終了ということに。駐車場までスキーのまま行けるかと突っ込んだら石でソールを思いっ切り傷物にしてしまった。

駐車場でも凄い風が吹いていて車が揺れる。昼食摂る余裕がなかったので車内で食事。
下山後ピッケルのスパイクガードを紛失していることに気付く。木に当たって取れてしまったのだろう。
それにしても風に吹かれて芯まで冷えた。

山を下りて麓に戻ると穏やかに晴れ。そこですんなり終わればよかったのだが、車に問題発生。ブレーキがきーきー鳴る。スキー場から下りる頃には疑念が確信に。シビックで何度か味わったあの感触、ブレーキパッドの背板がローターを削る、ぞりー、というのが、ブレーキを踏む足に間違いなく伝わってくる。買い物に行った(ブレーキランプ。あとスキークランポン用部材も探したが結局無かった)ホムセン駐車場でジャッキアップ、右が怪しかったのでそっちを外して確認したらどんぴしゃ。車体内側のパッドが居様に減っている。外側は3mmくらい残っているのに。

近くのディーラーに行ってみたが当然のように部品の在庫など無く。福島シティのオートバックスに電話で問い合わせ、在庫あるようなのでそっちに向かう。ほ。パッド交換後、ファミレスで夕食取ったので(二本松にもデニーズがあるけど、基本ガストorサイゼリヤの二択なので)、無駄に福島まで移動、ということにはならなかった。

パッドだが、外したのを見ると、左側のブレーキパッドは外も内も5mmくらい残っている。2年弱前に、右フロントのブレーキパッドが異様に減っておりピストン固着ということで右のキャリパーをアッセンブリー交換したんだけど、効果無かったということか。それとも、あれから3万キロくらい走っているので再度おかしくなったということか。キャリパー本体じゃなくキャリパーサポートが歪んでいる、とかかなあ。んー、納得行かない。

夕食後、道の駅つちゆに移動。山の上の割りに場所によってEMOBILEの電波入るので翌日の情報をチェック。
そこで寝ようと思っていたのだけど、いつまで経ってもグル珍がうるさいので避難。結局エビスサーキットのところで寝た。

【2日目、日曜】

楽山舎通信というブログやっている方の山スキーMLへの投稿に刺激されたこともあり、この日のプランは二つ。箕輪山北東面(#739 箕輪山 090114 - 楽山舎通信)と二本松塩沢スキー場から安達太良山(#737 安達太良山090111 - 楽山舎通信)。前者は滑降ルートとしては『ハイグレード山スキー』にも紹介されているけど、アプローチは車2台前提っぽい(つか、そこまで細かい記述は無い)。後者は『日帰り山スキー特選ガイド』に車2台もしくはタクシー利用でのプランが紹介されている。が、楽山舎の方は両方ともソロ、ピストンで登り滑っていたところに興味を持った。

まずは滑りが楽しそうな箕輪山の様子を伺う。が、駐車帯まで行って野地温泉への道路も走ってみたがどこからアプローチするのか全然分からないので、もう少し分かりやすそうな塩沢スキー場へ。こちらは『改訂山スキールート図集1』という本にも「二本松スキー場から安達太良山」ということで載っている(pp.128f.、ただし下りるのはあだたら高原スキー場。このときはゴンドラが出来ていなかったみたい。ついでに「二本松スキー場には近いうちゴンドラ建設予定」とあだたら高原スキー場と二本松塩沢スキー場を多分取り違えて誤った記述が)。これはブックオフ100円で拾った1994年刊の古い本。1と2を持っているが、ざっと調べた限りこれで全部で3集以降は出ていない模様。

9時頃スキー場の1回券2枚買ってリフトに乗ったものの、上まで行くリフトが動いていないので、短いのを下りたところ、ゲレンデ中腹から登高開始。9:20。
P1250034

が、リフトはすぐに動き出した(9時半からだったのかな)。ゲレンデの固い斜面に苦労していたところでちびっ子レーサー集団が来たりした。引率のおじさんに「どこまで行くの?」訊かれてとっさに「安達太良山まで」と答えたが、この時点でちょっと無理目感ありありだった。

急なアイスバーンをシール登高するのはまず無理なので(レーサーのちびっ子は横滑り主体で少し下のポールバーンに下りていたが、ファミリーのちびっ子が2人ほど中腹まで滑落して行ったりしていた。スロープの右半分は石が出ているので危険だった)、右手ゲレンデ外の樹林帯に入ってみる。ゲレンデ滑る人たちから少しは隠れられるし。

けど、こっちはこっちでクラストしているし木の間は狭いし、なかなか上に行けない。そうこうするうちキックターン失敗で滑落、木に引っ掛かって恥ずかしい格好に。諦めてスキー脱いでスキー場コースに戻りツボ足で上がることに。折角なのでクランポン使ってみた。異様にずれ易い。というか、長さ調整金具でぴったりに合わせておくべきだったのか。何度か脱着繰り返したら何とかそのまま付いていた(前を入れてから後ろを押し込む方がいいっぽい)。結局1時間超掛かって10時半頃ようやくゲレンデトップまで辿り着いた。これならやはり一度下りて素直にリフトに乗った方が賢明だった。ま、遊びなんで賢くやる必要は無いってことで。

ゲレンデトップから登るには少し下で撤退した樹林帯の急斜面を登るしかないらしい。『山スキールート図集』には「切り拓き」があるとかいうことだが見当たらない。帰りに分かったのだが、「切り拓き」とおぼしきものはゲレンデトップから少し下がったところにある。赤リボンがある。作業用の道なのかな。道として、その後どこにどうやって登っているのか不明。

そのままツボ足アイゼンで急登に臨む。ついでにピッケルも初使用。表面はクラストしているけど深雪で潜るところもあり登り辛い。埋まるところとそうでないところがあるので、片手にピッケル、片手に短く調整したポール、という格好。珍妙だろうけど背に腹は替えられない(と、言うほどのことでもないのだが)。一部膝を使った四つん這いで進んだ。登っているときは40度近くあるんじゃないのかと思ったけど、カシミールで計算させると30度くらいしかないらしい。楽山舎通信の方は写真見るとシールでほぼ直登っぽい。すごいな。ぼく(とその装備)では雪質が良くても無理だな。

ところでピッケル出して、ポール片方しまおうとしたとき、ポールが曲がっていることに気付いた。前日から伸縮しにくかったのだが、目に見えて歪んでいるのに気付いた。この日もどこかでダメージ与えたのかな。とりあえず押し曲げて矯正しておいたけど、そのうち折れそう。アルミのポールはいつも曲げてしまう。やっぱり、それほど軽くは無いけど多分曲がりにくくはあるだろうカーボン伸縮式の買おうかな。

標高差100mに1時間掛かって何とか上の台地状のところに辿り着いた。ここで12時ちょっと前。とりあえず安達太良山への登頂は完全に無理なので、行けるところまで。山の景色が楽しめれば、ということで上に向かう。

当分は植林された林をたらたら登るだけで展望は全く無い。ぼくは明瞭な地形を求めて北寄りの1215ピークから行ったが、地図見たとおり南斜面をトラバース気味に行った方が効率的で、帰りにそっちにスキーツアーコースの古い標識が幾つか確認出来た。
P1250040
↑これは登りのときに唯一見た標識。この後わざわざスキー脱いで沢みたいなのの向こうに渡ったのだが、無駄だった。帰りに見たところでは、ほぼこの沢?に沿って標識が並んでいた。

『山スキールート図集』では廃道になった林道云々とあるが、それは確認出来ない。標識が並んでいる沢?がそうなのかな。

景色が開けて来たところで適当なところから南に入れば登山道に合流。13時半頃。勢至平というところだが、相変わらずたらたら若干の登り。山スキーヤーが1人ヒールフリーで歩きながら下りていった。ここは滑れないことも無いと思うが。↓こんな感じでだらだら下る道。
P1250052

晴れて景色がきれいでここまで来た甲斐はあった。けどまあ、下の写真で木の左側、張り出た枝の辺りがゴンドラ山頂駅よりここはまだ下。
P1250051

少し先に進む。登山道が篭山とくろがね小屋へ分岐しているところから、正面に篭山、左に安達太良山の乳首。
P1250054

篭山への道は行ったことあるので、右へくろがね小屋の方へ。こっちは正面に箕輪山が見える。それにしても指が写り込んだ写真ばかりだ。
P1250055

道が下り始めるところまで行って、終了。14時ちょい前。ここまで2km、標高差200mを2時間弱でだらだら歩いて来たことになる。

分岐まで戻って昼食。結構人が通った。スキーがソロと3人くらいのパーティー(ソロと2人組だったかも)、あと出発しようとしたところでアイゼン着けてスノーシュー背負った登山者が写真撮っていた。

若干の登りもあるので、シールは付けたままアルパイントレッカーだけ外して下った。この状態でどこまで負担掛けていいのか分からないので横にずらすのは遠慮気味。それほど滑りは良くない。これ含め、この2日間はシールの剥がれなどは無かった。シールの固定方式は貼り流しで問題無い模様(他にテールをクリップなどで留める方式がある)。

スキー場への急斜面手前でシール外す。ここもやっぱりクラストして滑り難く、殆ど斜滑降というかボードの木の葉みたいな感じで下りる。その後のゲレンデもカリカリで厳しい。1枚余っている回数券を消化するべく、長いリフトに1回乗って東側の初心者コースといいながらきついコースを1本滑って終了。15時半。
P1250068

ローカル感満点のスキー場施設がなんともいえない風情を醸し出していた。
P1250067

最後、駐車場がツルツルに凍っていて、注意して歩いていたのだが見事に滑って転んで左肘を強打。当たった瞬間ヤバシサバシと思ったが、鎖骨には響かなかったようでその後なんともなく、よかった。

〆ということで定番、岳の湯で2日分の汗を流す(土曜はNO入浴。金曜の夜もシャワー浴びないで出たから3日分か)。ここのお湯はやっぱり最高。渋滞情報などチェックしようとしたがこの辺りはEMOBILEの電波は入らない。けど、東北道沿いを選んだもう一つの狙いが当たって渋滞は特に無くスムーズに帰着。

明けて今日月曜、日曜のツボ足直登が利いたのか、先週はならなかった筋肉痛に。特にふくらはぎ。けど去年スキー担いでスノーシューで登ったときよりはマシではある。あれで長い距離登るのはやっぱり無いな。
あと、直登時に汗で曇るのでサングラスも外していたりしたからか、目が焼けた。

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