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2009/09/24

八海山に登ってみた

9/21は冬によく来る八海山、初の夏山。

この日はずっと快晴。朝の道中、町中から八海山がきれいに見えた。
P9210002

屏風道を登り、八ツ峰も地蔵岳から大日岳まで通したが、その後最高峰、標高1778mの入道岳には行かず、そのまま新開道を下りた。

八ツ峰歩きながらようやく分かったことに、どうやらぼくは高所恐怖症らしい。この前富士山で剣ヶ峰から白山岳への稜線で腰が引けたのもそのせいだろう。この日も腰が引けっぱなしだった。

標高差300mの手も使った登攀が昨日の苗場山が初めてだったのに、この日は屏風道の有名な鎖場を600mほど登攀(登山道表記が点線の部分は900mほどあるが鎖が設置された区間はそんなところだと思う)。登山口の標高が450m、この日最高到達地点の大日岳が1710m、で標高差1260m。登山中のGPSトラックデータによると累積標高差は1550mほどだったらしい。

朝、どうも疲れが取れなくて、普通に6時とか8時に目が覚めたけど、暑くて寝てられなくなる9時過ぎまで二度寝三度寝。

2合目登山口にはトイレ・水場は無かった。どうしてもというときは手前の日大セミナーハウスとかで借りるしかないか。前夜のうちに登山口に移動してしまわなくてよかった。ぼくが着いたときは20台近くの車。これから出発するっぽい人も見掛けた。

用意していたら下りてくるひとに「こんにちは」と声掛けられた。もう登って下りてきたのかと思ったら、途中で登るの止めたそうな。いくら夜明けと共に出発しても10時に行って帰って来るのは無理だわな。

10:30出発。屏風道を行く。
P9210003
変に白く写っているが、左の土の踏み跡が屏風道(画面左中、石の標識に書いてあるような)、右のゲートがある車道みたいなのが新開道。

すぐに屏風沢を渡るんだけど、増水時用の滑車が備え付けられている。
P9210005
▼「釣りかご」って違和感があるな。「吊りかご」の方がいいような。
P9210004

最初は密な樹林帯を行く。結構急なところをジグを切りながら高度を上げる。

標高750mのところで水場がある。11:16通過。45分で標高差300mだから、まずまずかな。
P9210014
下まで行かなかったので使えるかどうかは不明。

その後すぐ、標高790mの辺りから鎖場が始まる。
P9210015
これが最初の鎖だったはず。それにしても写真が変だ。

鎖場が始まってからはずっと日向なのだが、少し登ったところに登山道上に大きな松があって貴重な日陰を作ってくれている。
P9210019
昭文社『日本200名山を登る』に「出迎え松の立つ五合目」とあるが、これが多分出迎え松で、五合目の標識は少し先、20mほど登ったところ。
P9210021
11:48、標高900m辺り。

その後も鎖を交えた急登が続く。
P9210029
隣は垂壁が聳えるわけだが、同じような感じで高度を上げて行く。12:35、標高1250m辺り。2時間ちょっとで標高差800mか。岩場の連続の割りにはまずまずのペースが続いた。確かこの手前、12:00くらいで先行のおじいいさんを抜いた。初めてなんだけど上の小屋の近くの水場までどのくらい、とか訊かれて、いやあぼくも初めてなんですけど。つか何にしてもそのときの標高が1100mだから1600mの千本檜小屋まではまだ大分遠くて、よっぽど速くても1時間は掛かるだろうなあ(実際ぼくは1'20だった)。でもって後で書くが水場は使えない状態だった、少なくとも飲用には。

12:50、標高1310m、摩利支天の奉られている7合目。
P9210031
奥に八ツ峰が聳える。

鎖やロープには頼らずに登ろうとしていてずっとそれで通していたのだけど、結局最後の方の一つ、ほぼ垂壁で周りに木とか笹とかも無い上に感覚値で10mくらい(多分実際は5mほどw)の高さがある岩場は、流石に落ちたらやばいので鎖頼りで登った。
P9210033
写真だと高度感が無いなあ。13:20、標高1400m辺り。
それ以外の鎖場は何とか自然のホールドだけで行けた。自然のホールド、というのは石の凹凸や周囲の植物など。

で、すぐに8合目、1450m。
P9210035
13:25、3時間で標高差1000m。途中から岩登りでペースが落ちたからかな。

▼13:40、最後の鎖、だったような。
P9210037

▼その後は尾根筋の普通の道を辿る。
P9210038
上に見えている千本檜小屋には13:55着。小屋の間を抜けて行く。

そのまま少し薬師岳の方に下りたところにある水場を偵察に行ったのだけど、残念な状態だった。
P9210040
水は溜まっているけど全然流れていない。洗いものにもちょっと使いたくない感じだった。

今年こそは冬に登りたいので薬師岳まで行ってみたけど、笹が高く生い茂っていてルートの確認などは出来ず。
P9210041
とりあえず薬師岳から撮った写真。画面真ん中が八海山ロープウェイ山頂駅辺り。

小屋の少し上で昼食&休憩。14:15-30。この時点で水がやばい。2.5l弱持ってきたんだけど、あと500ml足らずになってしまった。あとこの前の富士山のときの靴擦れが治っていない上に、右足はその隣に靴擦れが出来て来てしまった。とりあえずテーピングでお茶を濁す。

登りは鎖に頼らず登ったのだけど、八ツ峰はそんなこと言ってられない状況。とりあえず地蔵岳への登りは斜度も緩いので鎖使わなかったけど、その後はちょっと無理。北側は岩場がそのまま下まで続いているところが殆どで、緑の多い南側とは違った荒涼とした風景で、落ちたら1000m近く下まで、という感じ。そんなところで自分の低いテクニックを試す気にはなれない。登りも下りも鎖にしがみついて行った。
P9210052
▲話は少し先に飛ぶが、摩利支岳か剣ヶ峰の辺りから、高倉沢を覗く。ここスキーで滑る人たちも居るみたい(落石注意なスキー地図の記録→八海山・高倉沢(不動/七曜のコルから))。

でまあ実際事故も多いようだけど、このときも何かあったようで(携帯電話でそういう話をしていた人がいたのでそうなのだろう)ヘリコプターが救助に来ていた。
P9210044
▲地蔵岳と画面中央にヘリ、その向こうに多分新開道が下りる尾根と、さらに六日町の町並み。

P9210045
▲多分不動岳からヘリと、多分摩利支岳など八ツ峰の続き。この辺りでヘリは去って行った。

釈迦岳と摩利支岳の間で迂回路に出れる道があるようだが、当然そのまま八ツ峰巡りを続ける。摩利支岳へは初のハシゴの登場。このハシゴはクラックの中を行くので余裕なのだが、ハシゴはもう一つあってそちらは開放感のある場所に設置されており、おまけに途中から鎖だけで垂壁を登ることになり、非常にスリリング。上手く写真が撮れなかったが、「八海山 八ツ峰」で検索すると色々画像も出て来る。

でもって15:30、八ツ峰の最後、大日岳に到着。高所でgkbrしながらなので1時間掛かった。
P9210054
▲大日岳のピークと正面に多分入道岳、左に中ノ岳。


▼大日岳からの鎖場。長い。ほぼ垂直。
P9210057

大日岳を下りたところで、もうお腹一杯ごちそうさま、ということで入道岳には行かず。時間も無かったし。
P9210059
下りは新開道。屏風道は下山禁止だし、一筆書きしたいし。五龍岳方面に少し行くと入道岳らしい。
上の写真でハシゴが見えているけど、新開道も迂回路への分岐から五龍岳方面への分岐までは結構エグイ道が続く。
P9210065
▲左の岩壁に10cmくらいの溝が穿たれていて、そこをトラバースする。右の方にハシゴが見えるけど、終端からそのまま沢に落ちそうな感じで怖かった。

その後は快調に高度を落とし、16:50辺りで1268mピーク、7合目に到着。
P9210074
そこへの登りは、振り返ると八ツ峰がきれいに見える。


17:20、標高1000mの稲荷清水で500mlほど給水。もっと欲しかったけど、ちょろちょろとしか出ていないので溜まるのに時間が掛かる。お稲荷様は頭と尻尾が取れてしまっていた。

その後も急な尾根ををジグ切りながら高度を落とす。
P9210079
標高850m辺りの風景。結構急な坂が続くが、屏風道よりは疎林で見通しが良いので気分は良いかな。つか、植林された杉林だからか。

標高650m辺りから下は道端の草が刈り払われていた。
P9210082
その後沢沿いを通るみたい。

上の写真で遠くの町の光が見えるが、日が短くなっており、18時には暗くなってしまう。ヘッドランプを使う羽目に陥ってしまった。つかちゃんと持って来ていてよかった。前日は実は途中で忘れたことに気付いたのだった。

沢沿いの道を行くと、林道終点の駐車場に出る。真っ暗だと道がどうなっているのか分からずにちょっと焦った。そこからは林道歩き。

18:20に駐車場に帰着。8'00、ちょうど8時間の行動時間だった。
Hakkaisan20090921
地形図における登山道の表記と実際のトラックが結構違うので、参考までにトラック画像を載せておく。

駐車場には他に端の方に2台だけ車が残っていた。小屋泊まりかな。

五十沢温泉ゆもと館に行ってみたが、今日は日帰り入浴お断り、の札が玄関に。仕方なしに六日町中央温泉へ行った。露天風呂でゆっくりしたかったが、六日町中央温泉もいいお湯なのでまあいいか、と。

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