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2011/02/08

【雪山記録】焼山 2011/02/06

いわゆる北面台地コース。ミスコース他のぐだぐだな内容で、余裕の途中敗退を喫し、標高差的にルートのほぼ中間地点の標高1400m地点まで。けど、この日の入山者はぼくだけで、天気も良くて、北面台地の下部までは一応辿り着けて、最高の景色を独り占めで満喫出来た。次は体調等万全のときにちゃんと山頂を狙って行きたいところ。

P2060016
11時半頃、ようやく北面台地末端に出た標高1200m辺りからの焼山。

■まとめ
・下記の通り色々間違っているトラックログをヤマレコに登録

一箇所電池切れでトラック少し飛んでいるはず。それほど寒くなかったけど電池は一日持たなかった(GPSはOregon300)。

YASUHIROさん山スキールートベスト10にも入っているコース
評判通り素晴らしい景色なのは間違いない。EVA父さんが何度か行っていて、GPSログを公開してくれているので参考にした。下記の去年2回行かれたのとか。
焼山(北面台地) 山スキー・山登りと徒然日記/ウェブリブログ
焼山(2,400.3m)Ⅱ 山スキー・山登りと徒然日記/ウェブリブログ

・出来れば1泊で行った方がいいかも、日帰りはやっぱり厳しい
1泊の予定なら、午前遅い時間に出ても標高差1000mほど稼いでぼくの撤退地点辺りまでは行ける。標高1300mとかの緩やかな台地状のところは、風もそれほど当たらないだろうし、景色もいいし、いいテント場になりそう。でもって二日目に残り1000mほどの標高差を登る、というのは理に適っている。

・他人のトレースは当てにしてはダメ
当たり前の教訓。この日の入山はぼくだけだが、前日のトレースがあり、それを途中まで追ってしまったのだが、彼らは空沢山に行ったみたいだった。

・このコースは基本的にスノーボードは向いていないという印象
今回Jones The Solutionで行った。帰り、何度も板を外すことに。アマナ平からの林道周辺は細かい地形で、どうやってもアップダウンがあるような。「アマナ平までうまくルートを取ればアップダウンにはまらない」とYASUHIROさんは書いているけど… アマナ平より下の林道では急斜面でのきついトラバースもあるし、いずれにせよボードはかなりの篤志家向け。

Voile splitboard dual height climbing heels初導入、いい具合
届くまでの顛末はツイッターに書いていたので右のメニューにあるTwilogから検索など。結局破損問題の改良はワイヤーのゴムカバーを外すだけっぽい(Simple. Solid. Blogcountry.: Tech Alert - Voile Splitboard Dual Height Climbing Heels)。日本でも通販出来るようだが(ボレー スプリットボード用 デュアル クライミングヒール - サンライズヒル 通販サイト)、ぼくはVoileから、他の用品とまとめて送料無料になるようにして、直接買った。標準は55mmのワイヤーだけだが、55と75mmの2段階になる。使ってみて、ま、こんなもんかな、という感想。Voile Switchback(テレマークスキーのビンディングね)ほど2段目は高くないかな(つか、Switchbackの印象自体間違っているかも…)。けど、こういう長いツアーコースを出来るだけ体力の消耗を抑えてこなすには、やっぱり必須だろうと思う(この節の最初にリンクしたVoileサイトのReviewにある通り)。

・この板でキックターンがし難いのは登高用ピンの取付位置の問題だろう、ということに思い至った
測ってないけど多分板のコードセンターに取付られているのだが、あと3-4cm前に出すべきじゃないかな。キックターンがやり難いだけでなく、普通に歩いているときもトップが刺さることがある。Dual Height Clibming Healも、後ろ足の角度を付けると干渉してしまうという話もあるし(ぼくは-3度なので問題無し)。そういえばMarker Dukeは登高モード時にビンディングが後ろに下がるのが利点とかいう話を見たことがあるが、それって本当に利点なのか? 一般に前が軽くて(=相対的に短くて)上がり易い方がラッセルなどでも有利だろう、と思う。前が長いことによる利点というのがぼくの乏しい経験からは思い浮かばないのだけど。

・Voileスライダートラックを固定するピンは歩行モード時には結構外れ易い
前半、2度ほど外れた。歩いているときは、固定用クリップが外れていないか、時々チェックが必要(クリップが外れてから、ピンが外れるまでしばらく余裕があるので、クリップだけ外れたときに対処すればなんとかなる)。急斜面登っているときに外れるとシャレにならない。

・雪は重い
北面と言っても海に近いエリアだし。登りはクライミングスキンに団子が出来るし、下りも板は走らない。スキンも板もワックスをしっかり掛けるなどの対策が必要。

・1350m辺りでドコモ電波入る
いきなりメールの着信音が鳴った。昼食取った少し下では入らなかった。コースの他の箇所は不明。iPhoneも持って行っていたけど、ソフトバンクの電波については不明、とりあえず昼食取ったところは入らない。ドコモが入らないところで入ることは無いだろう。

・ワカン最高
この前買った(経緯はやっぱりTwilog検索で)エキスパートオブジャパンのスノーシューズL、早速大活躍。スノーシュー(MSRデナリエボアセント)だと急登は30度か、せいぜい35度までしか対応出来ないが、ワカンだと45度とかでも登れる。ぼくみたいに一人でろくに確認もせずに突っ込む系の行動形態だと持っているとやっぱり便利なので、今後も、山スキー・ボードののときでも、少しでも使いそうなときはバックアップとして持ち歩くことにしよう。

■行動記録

前夜志賀から下道で移動。シャルマン火打に行ったときも使った道の駅能生泊。なんかなかなか眠れない。寝入ったのは0時を大きく回っていたような。

目覚ましを掛けた5時半に自然に起床。気合充分である(嘘)。つか、ここから下道で30kmほどあるわけで、この時点で遅いんだけど、無理して短い睡眠時間だとどうせすぐバテるから、ゆっくりめ。あと暗い時間に歩き始めるのも初めてのところだと様子が分からくてきついし(経験値が高ければ初めてのところでも問題無いんだろうけど)。本来、日帰りを狙うなら遅くとも6時には歩き始めるべきだろう。けどご飯食べて用便済まして、6時に道の駅を出発、6:45とかに笹倉温泉到着。

駐車場で準備していたら笹倉温泉のバスの運転手さんが通り掛かってちょっと会話。単独で行くことが認識されたので、翌日まで車が残っていたら通報してくれるだろうと安心。そういえば登山届出す場所とか見掛けなかったような。まあ出す気も無いのだが。

7:13に登高開始。運転手さんが教えてくれたように、前日のトレースが2-3人分確認出来る。
P2060008

朝なので雪面はカリカリだが、アンモナイトつかスノーロールって言うんだっけ、が転がっている。雪まくり、あるいは、スノーローラー、か。とりあえずこの数日大分気温が高かったようで、昼間は春スキーみたいな感じであることは間違いない。

1時間くらい行った林道ショートカットの終盤、標高750m付近で、上手くキックターン出来ずにトレースを崩してしまったりで10分以上時間を掛けた箇所があった。相変わらず下手くそだなあ。

標高800m付近から焼山。
P2060010
右端の木に隠れているのが昼闇山、間が高松山かな。

下は既に間違ったルートに入っていた981mピークの東斜面の様子だけど、こんな感じで急斜面では雪が落ちて来ているところが多かった。
P2060011

何の疑いもなく焼山に向かうものだろう、とトレースを追って行ったわけだけど、事前の予習では右から巻くはずのピークが右に見えてしまっている(つまりそのピークの左に回っている)。おかしいなと思ったらしばらくしてトレースは沢というか結構立派な川、後で調べて分かったが火打山川というのね、をスノーブリッジで渡っていた。
P2060013
9:12、標高900m付近。

ここでようやく地図確認したら、そのままそっちに行ったら北面台地には辿り着かない。というわけで軌道修正、ようやくトレースとは分かれる。そのトレースの人たちは空沢山からのいい具合の斜面に気持よさそうなトラックを描いていた。まあ雪は重かっただろうけど。

火打山川の左岸を遡るのは150mほど行ったところで無理になる。ちょうどいい感じでなんとか登れそうな斜面が右にあるので、板外してワカンに履き替えて急登に挑む。途中、踏み抜いてクラックに嵌りそうになってしまった。周りの地形をちゃんと見るべきだったな、斜面変化で雪が割れているのが分かるはずだった。あと、踏み抜く前の1歩で感触がおかしかったので、もう1歩踏み出すのを止めるべきだった。そんなつまらないところでも、落ちて埋まったら、単独だと危険が危ない。

その周辺で雪が繋がっているところを探したけどどこも割れていて無理そうなので、20mほど下って別のラインを登り直し。ここは核心部がかなり急。ワカンはスノーシューと違って爪先を蹴り込めるので結構な急斜面でも登れるが、蹴りこんだときに既に膝が雪面に接しているような斜度(50度近くかな)だと足場の雪が崩れて登れない。もう少し緩い、蹴り込んでから踏み上がるときに膝が雪に接するので踏み上がる前に膝を前後させてスペースを作っておくのが必要な程度の斜度だとぎりぎり登れるみたい。この膝を使う技はどこかで読んだが、なるほどこのことか、と。

そんな感じで試行錯誤しながら大分苦労したけど、ラインを若干斜めに取ったり突き刺したアイスアックスに体重を分散しながら一気に数歩進んだりして、なんとかクリア。ここの960-980m辺りの標高差20mほどにワカンの履き替えなど含めて30分くらい掛かったみたい。10時くらいかな。

後で地図を見たら、そのまま沢状を南に行っているけど、その辺りから西気味に進めばスムーズに台地末端への斜面に出れてよかったのね。ぼくが進んだところも林道が通っているところだからそのまま行けるのかと思ったら、急斜面に行き当たってしまってそのまま南にトラバースして進むのは無理そうになってしまった。というわけでまたワカンに履き替えて西に向かって急登。ここでも標高差20mほどに30分くらい掛かっているな。11時頃。

沢状のところ登っているときにクライミングスキンに団子が出来ていた。なので急登登った後にワックス塗った。少しはマシになったけど、後で滑走前にスキン剥がすときに少し雪が付いていたな。それにしても今まで春スキーでも団子問題に遭ったことは無かったのになんでだろ。ここの雪がそんなに湿って重いのかな。

あとこの辺りからトレース無かったわけだが、5-15cmくらい沈む。ラッセルとまでは言えない感じではあるが、その程度でも結構疲れる。

そこから緩い登りをしばらく行くと台地末端に出て景色が開ける。このエントリの冒頭に載せた写真。無駄に急登にはまったのと、最近の運動不足から(ジョギングしてないしジムにも行ってないので)か、既に足が終わっていて、かなり遅いペース。そこからの緩い台地のだらだら登りも、なかなか進まない感じで疲れる。景色は最高だけど。

この前の八海山のときに書いたように、雪スベローのおかげで滑っているときのデッキへの雪付着は殆ど無くなったわけだが、この日の登高中はやたら雪が付いた。フックなどのところから溜まって行ってしまう。
P2060017
これも湿雪のためか。

12時半頃、標高1430m辺りの斜度が上がって来る手前辺りで、結構風が出て来たこともあり撤退決定。撤退位置からの焼山。
P2060018
右側の斜面に雪煙が上がっているのが確認出来る。

ついでに台地を振り返ったところも。
P2060019

5時間で標高差1000mは遅過ぎだな。ここまで遅くとも3時間くらいで来れないと、日帰り登頂は無理。順調なペースならそれくらいで歩けるはずなので(平標山は1000mを2時間半で行けたし)、あとは残り1000mもこなす体力と気合だな。

スプリットボードの歩行モードから滑走モードへの切り替えはやはり20分くらい掛かるかな。スライダートラックには雪つかず(着雪防止スプレー。これも、興味があればTwilog検索して、その日の前後のツイートを参照のこと)を塗っていたおかげで、何度か叩いただけで付着していた雪はきれいに取れて、すんなり一発で嵌ってくれた。

標高差200m弱降りた1260m地点で、風も当たらないし景色もいいしのちょうど良いところで、ゆっくりお昼ごはんに。ちょうど13時頃から。お湯を沸かして、餅入りのラーメンと、インスタントのカフェオレ。14:10まで一時間以上、貸し切り状態の山を楽しんだ。

再出発直前には曇って不穏な感じに。
P2060026
それもあって急々と出発したのだけど、すぐにまた晴れて来た。

下りは、後で地図見て検討すると標高1200m辺りから北西にアマナ平に滑り込むといい感じだし、登りの正解ルートもそんな感じなんだろうけど、安全策を取って登りルート合流地点まで行ってから、林道沿いに東から回って行ってみた。平らなところで2回か3回板を外して歩いた。板が全く走らない。

アマナ平の標高1010m辺りの林道を横切っているところでスキーのトラックが確認出来た。数日以上前、場合によっては1週間前のかな。それを追えば正解のはず。けど、重力に魂を引かれ、トレース出来ず。つか、地図の通りやたら平。なのでそのまま下に滑って行ってしまった。それにしてもそのスキーの人はどこに・どこまで行ったのだろう。台地ではぼくが歩いた辺りを登って行くので正解のはずだが、トラックは見掛けなかった。上は風なんかの影響で消えた、とかかな。

標高990m辺りのところにある堰堤(砂防ダム?)を板を外して数m登って脇からクリア。後で見たら、真っ直ぐ突っ込んだら、真ん中下にぽっかり開いた穴に落ちるところだった。少しは勘が働くようになったかな、前にかぐらで同じような地形に出来た穴に落ちて酷い目に遭ったので。

さらにしばらく進んだらデブリーランド。
P2060028
そこでようやく地図を確認したらこのまま焼山川を下りたらまずいことにようやく気付く。やー、毎度確認が遅い。15:10頃。

というわけでまた板担いでワカンを履いて登り返し。標高差70mほど登ってスキートレースに合流する。15:33。けどしばらくしたらまた登りがあるので、まだもう少しワカンのまま歩く。
P2060031
下る方向、北を見たところ。これ本当にアップダウン無しできれいに進めるのかなあ。

その辺りで電池が切れたのかな。15:32-50の間、18分ほどトラックが途切れている。その間のどこか、多分15:45くらいかな、にボードを履いたはず。その後は基本的にボード履いたまま行けた。

しばらく林道沿いに、たまに平地で止まって蛙飛びなどをしながら降りる。でようやく登りトレースに合流。16:05。なるほどそこで分岐していたのね。

そこからはひたすら急斜面をトラバース気味なんだけど、トレース追えずに下に降りてしまった。しばらくしたら濃い樹林の急斜面でボード履いたままだと回り込めずに下に落ちて行ってしまうので、板を外して手に持って10mほどツボ足で登り返し。

その後は完全に並行移動。標高770-790m辺り、林道が東西に一番長く伸びているところ。板が走らないのでポールで漕ぐしかない。トゥーエッジ側だったからよかったが、逆だったらかなりきついなあ。あ、そんなときはスイッチで山側向くように進めばいいのか。

760mから下のグネグネ林道は登り同様適当にショートカットして降りられる。ただ雪も重くて楽しくはない。さくさくと10分も掛からずに滑り降りて、ちょうど16:30、笹倉温泉に帰着。

その後は当然温泉へ。新潟県内日帰り温泉おすすめ情報を見て笹倉温泉でなく、少し下に降りたところにある焼山温泉へ。よかった。標示によると、加温しているけどその他はいじってないみたい。けどお湯に浮いているのは本当に全部湯の花なんだろうか。なんか、典型的な白いのでなくて茶色っぽくて、垢みたいに見えてしまう。長い帰り道に備えて、風呂でゆっくりした。休憩室は有料なので(ロビーにソファがある。そちらで休めばタダでいいのかな)、浴槽脇のタイルに横になり仮眠。1時間半近く居たみたい。

夕ごはんはYASUHIROさんお勧めすし活へ。地物おまかせ寿司を注文。握り10貫に、汁物と漬物が付いている。ついでにサービスということでブリだったかな、の血合いの部分の焼き物も出してくれた。満足。入ったときにカウンターに二組四人座っていたのでテーブル席に居たのだが、帰り際カウンターのお客さんに謝られてしまった、勝手に話していてごめんねー、とか。ぼくは一人でゆっくり食事が摂れてよかったのだが、こういうところはカウンターで大将とか女将さんあるいは他の客との会話を楽しむものなのか。会計のときに、雪焼けしているし山行って来たんでしょ、金沢の早川先生情報ね、とかいうところから、この日ぼくの前にも神戸から来て雨飾山に登ったという人もYASUHIROさんサイト見て来ていたとか、少しお話した。YASUHIROさんの宣伝効果すごいな。

最後に糸魚川から高速道路で320kmほど、3時間ちょっとのドライブが残っている。関越花園付近の渋滞も20時半とかには解消していたようで、さくさくとストレス無く進んで23時半過ぎに自宅着。

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