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2011/04/04

【雪山記録】守門袴岳 2011/04/03

二分からオカバミ沢を詰めて青雲岳に登り、そこから守門主峰の袴岳へ、というルート。あまり辿られていないようで、除雪終了点には結構沢山車があったが、山行中誰とも会わなかった。

■はじめに
トラックはヤマレコに登録。

登りのとき1100m前後で電池が切れてログが飛んでいる。登りの前半で西川右岸を辿っているのは間違いなので注意。色々あったので、出発点が400m山頂が1537mと標高差1150mのはずが、ヤマレコ標高グラフだと1400mくらいの標高差を辿ったことになっている(SRTM標高で。GPS標高だと1500m超)。結構ヘヴィーなコースだな。

前回守門大岳登ったときに書いたように、元々は大岳から袴岳へ縦走して本高地沢滑ってみたかった。が、とりあえずネットで調べてみても源頭部くらいしか滑った記録が見付からず沢の様子が全く分からないし、「基本的に滑った事の無い斜面のアプローチは,目的の斜面を登ることから始めます」ととんばさんが書かれているのを最近読んだことだし、天気も良くない予報で大岳から袴岳への縦走もそれほど楽しくなさそうだし、ということでよく辿られる長峰経由大岳でなく、本高地沢を詰めてみようか、と。おまけに、当日出発が遅くなって縦走の時間も無かったことだし。

■まとめ
●結局本高地沢を通すのは無理っぽい
山頂から直接落ちているだけあってか、結構険しい。分岐で水も出てたりと明らかに先に進めなかったので、オカバミ沢を遡ることにして、そのまま山頂まで。

●オカバミ沢で滝的なものは3箇所
一番下のは滝というほどでもないかな。上2つは水が出ていた。いずれも難なく巻けた。地図にあるのは一箇所。ウワバミの滝、と『日本200名山を登る(上巻)』にはあるが、多分3つの真ん中のもの。

●このルートだと下りで一箇所板を外す必要がある
本高地沢とオカバミ沢の合流地点で10mくらい登らなければならないような。なんとか上手くルートを取って頑張って階段登高を交えれば、板外さなくても何とかなるかな。いずれにせよ、大岳の長峰コースとそれほど変わらない。が、こちらは最後林道が長めなのは辛い。

●テレマークスキー難しい
殆どテレマークターン出来なかった。上の方はウインドクラストとストップスノーのミックス、下部はズブズブの湿雪。転びまくり。まあ今回テレマーク選んだのは林道歩きの楽さを狙ってで、そこは思惑通りだったのでいいんだが。今回は滑りを楽しむというより、効率的に下山するためのツールとしてのスキー。

●クラックに2回落ちた
両方普通に抜けられたけど、単独しかもマイナールートだとその程度でも身動き取れなくなって…、となり兼ねないので気を付けねば。

■行動記録

前夜は道の駅ゆのたに泊。前日山の湯で長めに寝てしまったためか、なかなか寝付けずに、寝入ったのは多分2時とかになってしまった。8時前起床。意外と天気良いので、なんか風邪気味だが、予定通り向かうことに。北に進むにつれ雲が厚くなって来たので心配したが、北も回復傾向にあるみたいで徐々に雲も取れて行った。

二分除雪終了点には9時前に到着。ぼくより後にも2台車来た。突き当たりのスペースには数えたら9台とか停めてあって一杯。あとはみんな路上に。全部で、20台は無かったと思うが、15台よりは多かったような。P4030018
路肩に10台くらいあるかな、写ってないのを記憶にある限りで含めて。

前夜はブーツクランポンのサイズ合わせとスキークランポンのテレマークアタッチメントへの換装しかしなかったので、着いてから荷造り。時間も無いから炊事道具は持って行かず。食料はゼリー飲料3つとカロリーメイト2袋1箱分とチョコ1袋。いつもよりちょっと軽い。が多分普通の人よりは大分重くて、装備は例によってフルに、スキークランポン、ブーツクランポン、アイスアックス、ワカン、予備クライミングスキン、予備グローブ、など富豪系。他ショベルとかの基本用具は当然。結局ワカンをちょろっと登り返しで、アイスアックスを休憩時にバックパック置く場所作るのに、使っただけだけど。

9:38、登高開始。

10分弱で右岸へ渡る橋。左岸にトレースが伸びているのは確認したのだけど、渡ってしまった。
P4030019
後で地図確認したら、なんか勘違いしていたみたい。橋を渡った後、右岸に道が付いていたような気がしたんだけど、左岸だった。帰りはそちらを通ってあっさり。

右岸をトラバース気味に進もうとしたのだけど、すぐに雪が切れていた。
P4030020
仕方なく高度を上げる。標高差50mくらい損した。

さらに、高度を下げる途中でクラックに落ちてしまった。ルート選定ミス、スキル不足。
P4030021
ログでトラックが変に戻っているところだったような。

この辺りはごっそり雪が落ちていた。帰りに対岸から撮っていたヘルメットカメラ動画よりキャプチャ。
File0006mov_000714113

中の高地沢は埋まっていて余裕で渡れた。左岸からのトレースと猿倉山南西にある橋で合流。
P4030025
10:35過ぎ。30分近くロスした感じかな。

1436m標高点に登っていく尾根伝いの夏道登山道(二口コース)の分岐は10:42通過。そのまま右岸沢沿いを進む。緩やかなブナ?の林で気持ちいい。さっき橋のところで合流したスキーのトレースが2本ほど見える。

つかめんどくさいので、適当に名前を付けよう。青雲岳というのは『日本200名山を登る』だと1436mピークと袴岳の間みたい。北から大岳、1436mピーク、青雲岳、袴岳。尾根と沢は、大岳西尾根=保久礼コース尾根、コウクルミ沢、大岳南西尾根、中の高地沢、1436mピーク西尾根=二口コース尾根、オカバミ沢、青雲岳西尾根、本高地沢、袴岳西尾根(藤平山へ続く)。

11:09、本高地沢とオカバミ沢の分岐。本高地沢は水が思いっ切り出ているし、両岸とも険しくて進めそうにない。
P4030029
↑樹が邪魔でよく見えないけど、本高地沢方面。↓それに対してオカバミ沢。
P4030030
こちらはしっかり埋まってメローな斜面が広がっている。というわけでオカバミ沢に転進決定。

少し行くと青雲岳西尾根末端から滑り降りたらしいトレースがあった。
P4030031
11:22くらい。そこから先は完全に一人旅。

そのまま進行方向を見るとデブリが見えるが、沢を埋めるほどではない。
P4030032
それなりの規模で雪が落ちていたのは、この辺りの沢の入口で2箇所程度だった。

11:37、最初の滝的な地形。標高800m辺り。
P4030033
ここは余裕で正面突破。

そこから少し登ったところであまりに気持ちよかったので写真撮った。11:52くらい、標高900m辺り。
P4030034
振り返ると自分のトレースだけ。ついでに大きいスノーボール。行き先は当然まっさらの雪。
P4030035
天気も思ったより良いし、最高。よく滑っているときに雄叫び上げてる動画とか見掛けるけど、登りながら叫びたい気分。

12:10前後、標高1050m辺り、水が出ている滝。これが『日本200名山を登る』にあるウワバミの滝かな。
P4030036
クライマーズライト、左岸を巻いたのだけど、写真にあるようにクラックもあるので結構高く巻いた。風の通り道のためか思ったより雪が固くて、高巻いている途中高度感もありかなり怖かった。スプリットボードだったらスキークランポン付けても登高能力的に危ない感じかな。普通のスキーだからスキークランポン無しでもエッジを両側とも叩き込んで何とかなった。あと、こういうところはスノーシューでも無理だよな。やっぱり雪山でのスキーの機動力は素晴らしい。ま、普通の山スノーボーダーなんかはこんなところ来ないだろうけど。

さらに少し行ったところでも水の出ている滝が見えた。多分標高1100mにある。
P4030037
ここは地形を見て、早々にクライマーズレフト、右岸を大きく回る。

高巻いている途中でGPSの電池が切れたみたい。トラックが変に回っているところ。こんな風には動いていない。登り終わってから確認して電池交換。

そこから平行移動して沢底に再度降りたところで、初めてのバックパック下ろしての休憩。12:43-55。少し風も出て来たのでシェルジャケットと厚手のグローブを装着。ここまでウェストバッグに入れたゼリー飲料を2/3くらい飲んだだけだったのだが、残り全部ともう一つを半分ほど、カロリーメイト1袋で栄養補給、スポーツドリンクで水分補給。スポーツドリンクは1L持って行ったが半分くらいしか消費しなかった。

再度歩き始めて、トラバース気味に青雲岳西尾根に登れば最短のはずなのでそっちに向かったが、挫折しているのがトレースに現れている。標高1230mから30mほど登ったところで平行移動に戻っている。これはその辺りの雪面の表層10cmくらいがズブズブの湿雪で崩れまくったため。その下に固い層があってそこまでエッジを叩き込めば何とかなるのだけど、ズブズブの層が結構厚く、叩いている間に崩れたりして、そこを登るのを断念。

少し行った先で斜度も若干緩んで雪も固くなっていたので、何とか登れた。のだが、上に進んだら結構雪が固くて今度は滑落が危険な感じだった。いずれにせよ休憩のときスキークランポンを付けておけばよかった。

13:40くらいに緩い青雲岳西尾根を乗り越して、袴岳が拝めるように。
P4030038
青雲岳ピークは無視して真っ直ぐ袴岳山頂へ向かう。

源頭部から本高地沢。
P4030040
見える範囲、標高差300mくらい滑り降りて青雲岳西尾根に登り返すのがいい感じかな。そこから先は登り返すのも大変そうで、かなりリスキー。

14:01、袴岳山頂に到着。4時間半と結構掛かった。まあ途中色々あった割りには短いとも言えるし、登頂出来てよかった。

山頂から大岳の方。
P4030043
雪庇ってこんなもんなのかな。

時間も遅いし雲が掛かってそれほど展望も利かないしどうせ山座同定なんて出来ないし、そそくさと準備して14:18滑降開始。

オカバミ沢にそのまま降りずに、前半は青雲岳西尾根を辿った。広い尾根でメローな斜面が広がる。
File0001mov_000516616
が雪面はウインドクラストでガタガタだったり、滑るクラストと緩んだストップスノーが短いスパンで切り替わる難しい雪だったり。その辺りで一度転んだ。

適当なところから尾根北斜面のツリーをトラバース気味に高度を落として行く。その辺りもぼくのテクニックではまともに滑れないグサグサのストップスノーなので、腿をプルプルさせながらひたすら我慢の滑り。
File0001mov_000781013
適度な樹間で雰囲気は最高に良いんだけど。トラバース中に3回くらい転んだかな。

成り行きで下りて行ったらちょうど尾根が急になる手前で沢に合流、行き当たりバッチリってやつですか。14:37、標高770mくらい。そんなに急いでいないし急げないけど、ここまで20分掛かってないのか。スキー早いな。

その後もまともにテレマークターンは出来ないので殆どアルペンターンでしのぐ。

本高地沢と合流する辺りで、右岸へ少し登る必要がある。ここで、あと一歩のところで油断してしまい、クラックに落ちてしまった。
File0002mov_000642008
↑この5mくらいを進んで、あと少しで渡り切るというところ、↓落ちる直前の1歩。
File0002mov_000789588
この日二度目。このときはスキーを脱がないと出れなかったのだが、テレマークは外すの面倒だな。あとこういうとき体が硬いと不利。ログ見ると14:43から10分くらいはまっていたみたい。

そこからしばらく緩い雪原を行くのだけど、ここで斜面なりに滑らず、出来るだけ登るようにした方がいいみたい。滑って行ったら雪が割れているところに出てしまった。719mピークの南西。登りのときも少し下ったりした記憶がある。ここは板を外して、ツボ足だと腿まで埋まりそうなズブズブの雪なので、ワカンを装着し、標高差20mほど登り返し。止まっていた外すところから、板付けて滑り出すまで、14:58-15:21。

あとは平坦なところの歩きも交えつつ、当然左岸の道を通って、15:53車に帰着。車ぼく以外に2台残っていた。1台は二人組が片付け中。

近くの青雲館(ツイッターでは間違えて青雲荘って書いていた)で入浴。隣の高齢者センターだかは17時までみたいだが、既に16時半過ぎだったので。そちらの方が風呂が広いという記述が「新潟日帰り温泉おすすめ情報」の該当ページにはある(料金は左記ページの500円でなく、両方600円)。で青雲館だが、風呂に入るなり、塩素の匂い。あ~あ、という感じ。加水加温循環塩素消毒の最凶コンボ。が、多分源泉は相当良いみたいで、これだけ塩素入っていてもすぐに肌はつるつるになる感じ。まあ塩素で荒れる気がするので効果の程は怪しいのだけど。あと、温泉じゃなくて鉱泉だからか、さらに沸かしていてもお湯の温度が低めだからか、つか多分塩化物泉はそういう性質の気もするのだが、体はあまり温まらない感じ。んー、これで600円はちょっと割高感があるな。

小出インター近くのとんかつ屋でごはん食べて、19時半くらいに小出インターから高速へ。22時前に自宅到着。

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