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2011/04/12

【雪山記録】越後駒ヶ岳 2011/04/10

3年連続3回目の越後駒。Jones The Solutionで山ボード。通常ルートの道行山経由でなく、白沢の方からショートカットしてみた。

が、例によってスキル不足からはまってしまい、去年は駒の小屋や山頂までトップグループのすぐ後だったのだが、今回は余裕のビリ。山頂まで7時間弱と、アルパイントレッカーに足首の動かないアルペンブーツで臨んで道行山への尾根取り付きもミスった初回とほぼ同じだけ時間掛かった。白沢滑降という課題は達成出来たが、出来ればもう一つクリアしたかったオツルミズ沢の滑降は時間が無くて全然無理で、持ち越し。

前夜は道の駅ゆのたに泊。2週連続。6時半に目覚まし掛けておいたのだが、6時前に目が覚めた。6時にチャイムが鳴る。この辺の人たちはそんな朝早いのか。シルバーラインは6時から開いたみたい。7時のような気がしていたのだけど勘違い。いずれにせよ、普段とあまりにも違うリズムだと調子狂うしってこともあり、あまり早出はしない主義というか体質。

というわけで石抱橋出発は7:33。
P4100005
昨年一昨年より雪は多い感じ。車は5-6台と元々天気予報がよかった絶好の条件だというのに意外と少ない。シルバーラインから曲がってすぐのところに5台くらい停まっていたのだが、どこに向かったのだろう。そっちは殆どボードのひとだった。

歩き始めてしょっぱなから林道への取り付きでミス。一回目の滑落、5mほど。再トライでは途中から板を外した。後で分かったが、そこをスキーで登り切った人は居なかったみたいで、ぼくの前にはツボ足トレースのみ。斜面途中までスキーのトレースがあったのだが、その人も板脱いだのか、引き返して帰りに通っている方に回ったみたい。

その後林道は淡々と歩く。快晴で気持ちいい。骨投沢過ぎた辺りで単独の登山者の方を抜いたような。この方はぼくより後に石抱橋に来たけど、少し先に出発していた。ぼくより後から歩き出した人は居ない模様。

5分ほど行ったところでデブリで林道が埋まっていた。そのまま進んだが、デブリの掛かってない林道の下の雪原を辿った人も多かったみたい。
P4100008
ここはよく崩れているような。
P4100009

デブリの上を行ったのはワカンかスノーシュー一人と、細板一人。後者はこの日も越後駒だったとんばさんのものだろう。
P4100010

一般ルートの柳沢との分岐で8:30。この辺りでGPSの電池が切れていたみたい。去年辿った1064mピークの東尾根を登る人は少なかったみたい。一人か二人かな。
P4100011
この1本北の尾根に入った人は居なかったみたいに見えた。

殆どのトレースはその20分くらい先まで行った1064mピークに南から直接登り上げる辺り(か、その少し先の北へ入る沢状)まで行っていた。その辺りでGPS確認して気付いたので電池交換。

そこから先はこの日のトレースは無し。ただとんばさんが先週白沢を詰めていて(南魚踵人通信。: 結果的に良かった)、ぼくもその記述を参考にしたのだが、そのときのものらしいトレースがうっすらと残っていた。

9:18、標高930mくらいのところにある滝。
P4100015

ここでスキークランポンを装着しスキーのまま登ろうとしたのだけど、キックターンを無事決めて気が抜けたのかそこから二歩進んだところで滑落。
P4100016
滑り落ちた跡。標高差で20mとか。

滝に落ちなくてよかったわ。ヒールフリーのスキーモードだと全く抑えが利かず滑り落ちるまま。クラック的なものを2つ超えて3つ目に落ちる感じで止まったのだけど、1つ目か2つ目のところでポールを片方落としてしまった。その後スキー脱いでワカンで再度登ったときに探したのだけど見付からず。

落ちてからスキーで登るのを諦めてワカンに履き替えた辺りで、林道歩いているときに追い抜いた単独登山者とまた会った。彼は右岸を高巻いて行った。

その後はなんか高く巻き過ぎた感じ。帰りも同じルート辿ったのだけど、半分くらいの高さのところで、白沢から稜線に合流したところで会った登山者グループが、効率的に巻いたトレースと合流した。が、そこは下から見たらクラックの真下を通るから嫌だなと思ったんだよな確か。

滝を巻き終わって落ち着いたところで10:17。一時間も掛かったのか。ワカンからスキーに履き替えて少し滑り降りる。

ポールが片方だけになってしまったわけだが、その後はもう片方の手にはアイスアックスをずっと持っていた。エキスパート・オブ・ジャパン飛鳥シリーズ(ぼくが使っているのは飛鳥スペシャルだが)は60-85cmまで長さが調節出来るのだが、スキン登高時には一番長くするとちょうどいい。板脱いで急斜面を直登のときは一番短くした方がいいのだけど。ポール+アイスアックスはポール2本に比べて当然バランスは取りづらいが、山側にアイスアックスを持っていればスリップしてもすぐ突き刺してまず確実にその場で止められるのが素晴らしい。この登り方、今後も場合によっては採用しよう。なんか独自の進化を遂げつつあるな。

事前に地図見て、1459m標高点の少し北から東から伸びている尾根を登るのがいいだろう(そして上記とんばさんの記録もそこを行ったのだろう)と思っていて、取り付きには末端の南の支尾根状からがいいだろうと思っていたのだが、実際見たらなんか雪庇やクラックで怪しい雰囲気。
P4100017
けどまあ予定通り進む。取り付きは10:25。

少し先行していた単独登山者は北に向かって行った。後で尾根に登ってから、一本北の小倉山の東にある1284m標高点に行く尾根を辿っているのが見えたがこれはルートミスで、本当はぼくが登った尾根を行く予定だったらしい。

尾根の取り付きは北側に回った方がよかったように思う。下から見たらクラックの間に繋がっているところがあるように見えたのだが、錯覚だったみたいで、上に見えた核心のクラックはつながっていた。というか、クラック入りまくっているところに突っ込むのがどうかしているだろうという。尾根じゃなく滑った沢沿いを登ってもよかったかな。クラックのところで二進も三進も行かなくなりどうにかこうにか板を外し、ワカン装着で少し下のクラックの下に降りて大きく回り込んだ。

11:14、標高1050m、尾根に登って斜度も緩み落ち着いたところでバックパック下ろして5分ほど休憩。水分補給など。再度歩き始めて撮った北側の様子。
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南面で陽が当たるところはクラックが入っているが、デブリは落ちていない模様。

その後は尾根を直登。たまに地形図で見るよりも雪の付き方のためか斜度がきついところがあるのだけど、ジグ切るのが面倒なので板を外してヨバホースタイル(板を手に持って四つん這いで進む)で直登を続ける。3箇所くらい板を外したような。

たまに先週のとんばさんのものだろうトレースが見えて心強い感じ。
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12:33、ようやく主稜線の登山道に合流。
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前方登山道上に4-5人の人影が見える。歩きの登山者グループ。その後すれ違って白沢の様子を伝えた。

少し上がった1459m標高点の辺りでバックパック下ろして休憩。12:42。カロリーメイト一袋、途中補給したゼリー飲料の残り、ゼリー飲料もう一袋で栄養補給。

ちょうど3人組のスキーヤーがお絵かき中だった。
P4100021
その前に3本くらい滑った跡があった。それらのトラックはとんばさんと、RSSリーダーに登録していた次のブログの二人組だったみたい→常吉の酔いどれ日記 越後駒が岳

休憩中に2度スライドした単独登山者も追い付いて来たのでお話。13時までと決めていたのでここで引き返すとのこと。ぼくは最悪15時までという内規のため、山頂を目指す。下り2時間見て、17時に戻る想定。12:51再度歩き始める。

駒の小屋下急斜面、初めてスキー脱がずに登れた。上りと下りのトレースでズタボロなのが凍り始めていて非常に登りづらかったのだが、アイスアックスの安心感のおかげかな。

14:20、山頂に到着。結局ここまで上はインナーのままだった。山頂から滑るときは流石にジャケットを着たが、グローブは歩き用のまま。山頂付近も風も殆ど無い。しばらくスキン付けたまま辺りをうろうろする。オツルミズ沢源頭は出だしが急で見通せないな。

レンズに水滴か何かが付いてしまっているけど。八海山。
P4100022

浦佐の辺りかな。田園地帯。
P4100023
左端に八海山薬師岳から下りる稜線と、緩くなった後にあるデコは八海山スキー場の上の辺りのはず。

中ノ岳。
P4100024
右奥の白いのはカシミール3Dの助けを借りたところ巻機山っぽい。

滑降準備。クライミングスキンのチートシートを忘れたような気がして仕方なく蛇腹状に糊面を貼り合わせたのだけど、実はバックパックの中にあった。後で剥がすのが非常に大変だった。今年買ったブラックダイヤモンドのものだが、糊強過ぎ。

14:46滑降開始。

山頂直下は洗濯板。少し前の時間帯ならまだましだったかな。この時間はガリガリでお話にならない。百草の池上の斜面辺りが適度な緩み具合の雪面だった。

登った尾根からスキーヤーズライトに逸れて沢に入ったら湿雪スラフ地獄。自分のだけでなく、その辺で自然発生しているのも。沢の最下部では結構前のスキーのトラックらしきものが2本見られた。

1000m辺りはスキーヤーズライトの斜面がごっそり剥がれており、沢を完全にデブリが埋め尽くしていた。確かにその辺りは登りのときちゃんと見なかったな。一本北の沢の方が尾根登っているときによく見えて、そちらは上の写真の通りデブリ等全く無かったように思うので、そちら降りた方がよかったが。けどこの日滑ったらしいトラックが見えたのもあり、誰も滑ってない方に行ったのだけど。登った尾根を北の沢がどう回り込んでいるか分からなかったこともあるし。でもどうせ水が出ていたりはしないはずではある。

と思いつつ、上越線沿線/越後駒ケ岳・白沢 [山スキー] 2008/3/23←一昨年の記録からリンクしたこの記録を見返したら、ほぼ上記想定のルートを辿っていたのだけど、下部で意外と苦労したみたい。上から見るとよさそうだったけどなあ。

デブリのところで板を割ってスキーモードにして乗り越え、そのまま滑り降りる。15:14、登りトレースに合流。登山者グループの人たちのトラックとも合流。どこから降りたのかよく分からない。ぼくが登った斜面を下りていないのは確か。やっぱり北側から回ったのかな。

ここまで、ヘルメットカメラで撮った様子。デブリのところで板を外して乗り越えるところでスイッチオフにしていたけど、それ以外は撮ったのそのまま繋いだだけ。

登りトレースと合流したところ、標高940m辺りで水分補給など休憩。暑いのでジャケットを脱ぐ。テレマークならスキー履いたまま行けそうだけどスプリットボードのスキーモードだと最後の急斜面を滑り下りるのは無理なので、ワカンに履き替える。15:25。

標高差40mくらい下りるのだけど、結構な急斜面で前を向いてはバックパックに付けた板が当たって無理なので、後ろ向きで一歩一歩見えないところをキックステップ切りながら下りる。一応、多分単独登山者が付けたトレースが上からあったのだけど、よく見えないので、一々2-3回蹴り込んで慎重に降りたのでえらい時間が掛かった。そこだけで30分くらい掛かったかな。滝の下で再度スキー(と何度か書いているが、割ったスノーボード)を履いて滑り出したのが16:08。

最後の林道はやっぱりきつい。帰りも殆ど登りのような気がするのだが、行きのときも殆ど登りのような気がする不思議。膝が痛いが、何となく休んだら負けの気がしてひたすら進む。1時間休みなく歩いて、17:10石抱橋に帰着。
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下りは2時間半掛かったのか。見積もりが甘かった。

シルバーラインがすぐにもう閉まるような気がするし、営業しているか分からなかったので、白銀の湯でなく下まで降りてから入浴することに。シルバーライン抜けたところでソフトバンクの電波が通じたのでiPhoneで調べて、いつもの新潟県内日帰り温泉おすすめ情報を見て、折立温泉大鼻旅館へ。400円。詳細は上記サイトのレビューの通り。
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誰も来なかったのでそれほど大きい湯船ではないけど、源泉を独り占め。

その後小出のラーメン屋でごはん食べて、コンビニで食後のデザートとコーヒーを摂ってから、21時に高速に乗り、23時半に自宅到着。

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コメント

お疲れさまでした。

やはり滝の辺りで苦労したようですね。スプリットのスキーモードだと、斜登高やトラバースだと、やはりエッジの食い付きは甘いんですか?ブーツやバインによっても違うんだろうけど。
昔、針の木岳でお会いしたスプリットボーダーは、やはり斜登高やトラバースで苦労して居たのでそんなイメージが有るんです。まあその当時から比べると道具も進化しているとは思うけど。

必要に迫られての事だと思いますが、片手にアックス片手にポールでの登高は良い考えですね。(長さが合って無いと使いづらいかも知れないけど・・・。)
そう言えば、BDのポールでグリップの所にアックスの歯が付いた奴が有りましたね。導入を考えてみようかな。

大きなお世話かと思いますが、やはり山は早立ちが基本だと思います。暗く成っちゃうと何かと厄介なんですよね。これ経験談(笑)

投稿: とんば | 2011/04/12 21:44

> とんばさん
おつかれさまでした。

スプリットボードは、板自体、ぼくのJones The Solutionは硬い方とはいえ、スキー板に比べたらスキーモード時には柔らかいみたいだし、アウトエッジは真っ直ぐだし、インエッジはRが小さ過ぎるし、エッジの掛かりは悪いですね。ぼくはブーツはハードブーツなわけで、ソフトブーツな人たちよりは有利なはずですが、それだけに板自体の弱さが目立つ感じです。

BDのセルフアレストポールはYASUHIROさんとかソッチ系の人は必須装備な感じみたいですが、あれだとスリップして手を付くタイミングでしか機能しないので、ぼくの今回使ったワザよりずるずる崩れる斜登高では劣り気がします。おっしゃるとおりアックスの長さが肝で、登攀用の短いのだと扱い難いかと。長さ調節出来るレアなアイスアックス持っていたことが幸いしました。

早立ちもおっしゃるとおりで、夏山ですが二度ほどヘッデン下山で軽く痛い目に遭っているんですが…

投稿: ルサンチMAN | 2011/04/13 00:51

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