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2011/05/17

【雪山記録】立山7DAYSまとめ

ゴールデンウイーク始めの4/29から5/5まで6泊7日で立山雷鳥平にテント泊してその辺りを滑ったのだけど、その全体に関わることはここに書く。それぞれの日の行動記録は別途。

■行動概要
トラックログのGPXファイルはいつものようにヤマレコに登録してあるけど、全てを並べると次のようになる。
Tateyama20110405

結局ずっと雷鳥平に幕営していた。なので2日目以降は全てそこに戻っている。

1日目 04/29:扇沢から入山、アルペンルートで室堂まで。雷鳥平に移動し幕営。雷鳥沢を少し滑る
2日目 04/30:雄山に登頂、山崎カールを滑る。大走り下にトラバースし、大走り下部を滑る
3日目 05/01:風雨のため停滞
4日目 05/02:別山に登頂、真砂沢を滑る。剱沢を別山乗越まで登り返し、雷鳥坂を滑る
5日目 05/03:真砂岳、富士ノ折立を経由して大汝山に登頂、北西ルンゼを滑る。一ノ越方面をトラバースし、浄土山へ登頂、北東面を滑る
6日目 05/04:別山乗越に登り剱沢を滑走、平蔵谷をコルまで詰めて剱岳に登頂、大脱走ルンゼ(=ダイレクトルンゼ)を滑る。剱沢を別山乗越まで登り返し、雷鳥沢を滑る
7日目 05/05:一ノ越まで登り、夏道登山道通りに東一ノ越へトラバースし、タンボ平を滑る。黒部ダム湖沿いまで滑り下りた後は通路を通ってアルペンルート関電トンネルトロリーバス黒部ダム駅まで歩き、扇沢へ下山

■当初の予定
下記の富山県に提出した登山届には次のように書いていた。

1日目 04/29:扇沢から入山、雷鳥平に幕営。
2日目 04/30:剱沢キャンプ場に移動
3日目 05/01:剱岳平蔵谷滑走
4日目 05/02:剱岳長次郎谷滑走
5日目 05/03:室堂から扇沢に下山
6日目 05/04:予備

結構適当でまともに時間を見積もらずに出した。書いてないけど雄山に1日目か2日目で登ろうとしていた。まともに計画を立てたのは実際に入山して1日目2日目。コピーして持って行っていた『ハイグレード山スキー』の立山と剱岳の項、それと山と高原地図を眺めながら考えた。

元々、直前の天気予報では3日目の土曜日は雨が降る予報だったので、入山後にそれを勘案した計画を立てた。実際の行動とほぼ同じ物だが、剱沢にベースキャンプを移すかは5日目朝まで悩んでいた。が、4日目に実際に現地を見てみて、トイレも水も無い環境では厳しいということで結局雷鳥平に居着くことにした。そして計算したらそこからでも剱岳まで何とか届きそうだったので、6日目に決行。

■登山届
Twitterで結構書いていたけど富山県の条例に基づく「積雪期における剱岳とその周辺の登山届」について。
積雪期における剱岳とその周辺の登山届/eとやま.net
このサイトに従って事前の届出が必要。

登山届済書を持参し、指導員に求められたらそれを提示しないと、富山県登山届出条例に基づき「罰金又は科料に処」されるらしい。

申請に関するツイート。

あれって最悪通り掛かった小屋に伝えればいいんですかね。そんな話を見掛けたけど。GWに剣沢から剣岳周辺滑りに行こうかと検討中なんだけど、届け出ないといけないみたいで。 QT @xx101: 富山県の登山届け条例めんどいな~less than a minute ago via Tween Favorite Retweet Reply

ほほぅ。「勧告の基準」てのがあるんですね。4/15までは単独は一切ダメ、以降5/15までもやばそうなら止められる、と。とりあえず出してみます。 QT @xx101: 事前に出して許可がないとダメ。単独は許可が出ない可能性も。http://p.tl/5r27 RTless than a minute ago via Tween Favorite Retweet Reply

「積雪期における剱岳とその周辺の登山届」はWebフォームからだと「緊急時の救助体制」とやらが必須項目になっている(救助する者の代表者の住所氏名電話番号、人数)。ダメじゃん。そこ空白にしたWordを電子メールで送り付けてみるしかないみたい。「勧告」によると山岳団体入れだそうだが…less than a minute ago via Tween Favorite Retweet Reply

登山届済書に関するツイート。

「積雪期における剱岳とその周辺の登山届」について、一例として。富山県自然保護課へのメール送信が4/22金16時。受理が4/25月。1週間くらいで上手く行けば返ってくるみたいなので、20日前までに届出ってことになっているけど、ある程度柔軟に対応してもらえるみたい。less than a minute ago via Tween Favorite Retweet Reply

承前)「登山者名簿」の方に、「山岳会への入会を勧めます」という「勧告の基準」にしたがったコメントが付されているが、特に却下はされないみたい。なお登山届にいつもの装備を持つこと、登山者名簿に日帰り(厳冬期のや春山ロングルートを混ぜたが効果不明)とキャンプ泊で雪山経験がある旨を記述。less than a minute ago via Tween Favorite Retweet Reply

■滑走用具はアルペン山スキー
どんな状況にも対応出来るので。当然アルパイントレッカーでなく、Naxoが付いているBandit B83。トラバースとか微妙な登りとか、やはりスキーは機動力が高い。ボードだったら相当きつかっただろう。つか単独でルートもよく分からないのに突っ込んだり、分かっていても無駄に変なところに突っ込むぼくの行動様式が悪いのだが。

■滑走にはあまり良い状況では無いことが多かったが、経験値は積めた
ガリガリとかガスガスとかばかり。まともなコンディションだったのは、最終日の東一ノ越経由での下山ルートのとき、快晴の下の快適ザラメくらいか。そのときだけヘルメットカメラの電池が切れてしまい、動画が撮れていない。

■BD Factorのインナーブーツ弱い
ブーツボードの不具合について以前書いたが、インナーもいまいちだった。でその情報はブーツボード同様、ガイドクラブ筋斗雲の峯岸さんから頂いた。でなければぼくだけの問題かと思うところだったので、話が聞けてよかった。筋斗雲チームとは今回立山で2度スライド、1度目はニアミスだったんだけど、2度目でお話出来た。峯岸さんは今シーズンだけでインナー3つ目だとか。来期はシェルは変わらずインナーだけモデルチェンジするということで、その辺り改善されているかも。というわけでインナーだけ買い替えかな。

5日目の夜撮った写真。靴擦れが酷くて色々チェックしていたら発見。
P5030098
↑右は内側は完全に穴が開いていて外皮のみ生き残っているが、↓左はまだ擦れ程度。
P5030099

■荷物
重量は25kgほどだった。それだけ背負っても滑走には問題無しで、最終日のザラメも快適に飛ばせた。がやはり登りはきつい。剱沢ベースにするためには、つまり雷鳥平から別山乗越までまともな所要時間で登れるには、トレーニングが必要。

前回に比べ、フリースパンツは減った、前よりは暖かいだろうと思ったので。あと、前回使わなかったタワシとテルモスは持って行かず。他は大体同じかな。食料も同じ感じで、朝は雑炊+もち、夜はラーメン、行動食に一日当たりカロリーメイト系1箱(=2袋)とゼリー飲料2袋、という感じで用意した。前回より日程が長いのでその分少し重くなっているが、おやつ系は今回チョコレート(ダース)を3袋のみにした。

バックパックは秋にJones The Solutionと一緒に買ったDeuter Air Contact 75+10をようやく初の実戦投入。滑り系の荷物も含めると容量はぎりぎりだった。もっとグルメな食料とか酒類とか持って行こうとすると、これでもかなり厳しいな。つかこれ以上大きいバックパックって殆ど無いわけだけど(少なくともドイターにはこれ以上のクラスは無い)。

■銀マットは破損が拡大
秋の立山のときに書いたものだが。やっぱりダメだ。山道具屋さんで見ていたら、エマージェンシーブランケットというのの方が、丈夫そうだし容量や重さも同じくらいだし、テント内部の床面に敷くものとしてはよさそう。

■雷鳥平キャンプ場
水はじゃぶじゃぶ出ている。止めないようになっているくらい。受付のとき、生水弱い人は煮沸するように言われたが、ぼくはいつものように特にケアせずとも問題無かった。

トイレは全て和式。紙は完備。

トイレのある建物に受付があるが、ずっと人が居るわけではないみたい。

■携帯電話の電波
ドコモは問題無く入る。ソフトバンクは入らない。まあ予想通り。

■Grivel Condorはいまいちかな
いや、活躍はしてくれたし、何よりも安心感は素晴らしいんだけど。

ピック付きのポールが欲しくなってお店を回ってみたのだが、Black Diamond Whippet Self Arrestは案の定見当たらず、グリベルコンドルだけがあったのだった。この辺りはTwitterに書いていたので興味があればTwilogで検索を。Condorとかコンドルで。4/27とその前の日辺りに色々書いていたかな。

実際使ってみて、84-135cmという調整範囲になっているが、84-110cmの間は使えない。下段は徐々に細くなる構造になっているため。BDウィペットはどうなんだろう。ぼくは普段滑るとき105cmのポールなので、いつもと違う長さになってしまう。

また110cmぴったりとかにしているとテンション掛けたときにいきなり縮んだりして危ない。キックターン時にやられると死ねる。なので実質的に115cm近くになってしまう。まあ3年か4年前はそのくらいの長さのポール使っていたんだけど。

バスケットの小ささも、パウダーなり超湿雪なりの潜る雪のときには辛い。Black Diamondの一番大きいのに比べて面積は半分くらいのイメージ。

もう一つよくないのは、やっぱり厚いグローブしていると手は入れ難いし出し難い。グローブが脱げそうになったりする。これはまあ慣れで何とかなりそうではある。

さらに、バスケットはやっぱり抜ける。プラスチックのはめ込み式で留っているのだけど。いきなり縮む件で、どこまでテンション掛けると縮むのか雪面にガンガン突き刺していたら、抜けてしまった。これはまあBlack Diamondのもそうなんだけど、でもこっちのはタイラップなどで留めるのがし難い構造になっている。

ちなみにBlack Diamondのバスケットも今回抜けて、というかタイラップ対策で脱落はしなかったのだけど、予備を持つなりぼくのように脱落防止措置を取るなりしないと、安心して使えないなと思った。バスケットが無いのはかなり消耗する。

■テントのベンチレーターの使い方が分からない
ニッピンのメスナーテントなわけだが。ただの雨ならいいのだけど、風が吹いていると向きによっては内側に巻き込んでしまい、水浸しになってしまう。どういう設定にしたらいいのだろう。こういう辺りが完全独学常時単独でやっていると地味に不便。

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