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2011/05/15

【雪山記録】立山 Day 5 of 7 大汝山・浄土山 2011/05/03

本来は剱岳登頂が今回の山行の最大の目的だったのだけど、前日の偵察で戦意を喪失気味に。とはいえ何とかしたいので色々考えたのだけど、結局ノリでタイトルのような感じで立山を滑った。

剱岳登頂のためにはこの日を移動日に当て剱沢へキャンプを移し、翌日満を持して剱岳アタック、という案が一番確実。でも一日移動だけというのは勿体無いし、重い荷物を抱えて別山乗越を行ったり来たりというのも体力の無駄だし。というわけでとりあえずこの日は立山を攻めることにして、最高峰の大汝山に登ることにした。それだけだと時間が余ってしまうので、秋に登った浄土山へも。

とはいえ下記の実際取ったコースは朝の時点での予定とは違っていたりする。登り始めた時点のプランでは、真砂岳から大走り滑走(下しか滑ってないので上から)、トラバースして浄土山北東面滑走、想定通り進んで時間の余裕がちゃんとあれば、一ノ越から雄山へ登り大汝山へトラバース、そこから滑走、というもの。

というわけで、以下記録。

晴れていただけにこの日の朝は冷え込み、3時で-5度、4時で-6度とか。ペットボトルの水が今回の山行で初めて凍っていた。隣のテントのパーティーが3時くらいから起き出して色々喋っていたので、起きてしまい眠れなくなった。彼らは5時半に出発していた。後で思うとぼくも起きてしまって早出で日帰りで剱岳アタックでもすればよかった。

結局ぼくは5時起床。この日の朝はトイレが初めて列が出来た。テント場は大分人が多くなって来ていた。

6:59、登高開始。といってもクライミングスキンは付けずに、スキーで賽の河原に向かって滑り込み、緩い登りをしばらくそのままスケーティング。辛くなったところ、2300m地点でブーツクランポン装着。カリカリの急登なのでスキン登高は効率的でないだろう、と。

先行は2人、両方ボード。
P5030069
8時前、上部の緩い台地での様子。両方ペースがあまり早くないので追い付くかと思ったが、ぎりぎりで追い付かなかったが、登頂はほぼ同時。間近で見たら、両方スノーシューのまま登っていた。それは非効率だわ。つか、ある意味すごいな。

9:06、西尾根を詰めた2860m標高点に到着。実はこのときは真砂岳の山頂は北に少し行ったところにあるということを知らなかった。南に見える富士ノ折立を見たらかっこ良くて登りたくなったので、あっさり予定を変更しそちらに向かう。大走りというか真砂岳の西尾根は、下部は滑っているわけだし、広くて気持ちはよさそうだけどなんかフツーだし。

大走りの標識は沢のところに立っていた。尾根じゃなく沢のことなのか。
P5030071

少し登ったところから振り返ると内蔵助カールの最上部は雪庇が崩れたデブリ。
P5030072

富士ノ折立へはミックスの急登。手を使って攀じ登るほどではないぎりぎり程度か。途中登山者一人とスライド。すごい速さで下りて行った。ぼくはああいうところの下りの歩きは登りと同じくらいの時間が掛かってしまうものなのだが、技術ある人はすごいなあ。

山頂基部に9:58に着いた。折角なので当然本当の山頂、岩峰にも登る。バックパックを下ろして。ここは手も使う感じ。10:11、山頂着。景色がきれい。

剱岳。真砂岳から別山と北へ続く稜線が重なっていまいちだが。
P5030077

北東方面。真ん中二つは五竜と鹿島槍か。
P5030078

南の方に槍ヶ岳も見えた。
P5030080

下に目を転じると御前谷から黒部湖。
P5030082

で、折角ここまで来たので、さらに予定を変更して大汝山まで歩くことに。なお、富士ノ折立の滑降は『ハイグレード山スキー』にある。登るとき見ていたら、大汝山山頂からも余裕で雪がつながっていてどうにでもなることは確認していた。富士ノ折立から、歩き始めて17分ほどで到着。10:42。

富士ノ折立から大汝山の間では2組(4人と2人かな)とスライド。どこ滑るの、とか訊かれた。当然のとこながら、2日目の悪天候下の雄山同様、まあこの日は天気はいいのだが、ともあれ板担いでそんなところに登っているのはぼくくらいだった。

閑話休題。山頂から南西の景色、大日岳と奥大日岳。
P5030083

山頂下の休憩所のところで滑降準備、といっても、クライミングスキンは元々付けていないので、ブーツクランポン外してスキー付けるのみ。

11:05滑降開始。ま、最初はトラバースで広そうな斜面に沿って行ったのだけど。ここでスキーヤーズライトに行かずに、左の岩稜に沿って行って適当なところで岩の間を抜ければ、山崎カールの隣の広い斜面に出れて、そっちの方がいいかも。ぼくが行った斜面は徐々に狭まり結局ちょっと狭いルンゼを抜ける。

ルンゼの辺りまで完全に氷の斜面で、一番狭いところは雪が落ちた跡か縦溝が入っていたりして、アルペンスキーならそれほど難しい斜面ではないものの、慎重に下らざるを得ない。ルンゼを抜けてからしばらくは大きい沢というか谷を快適な滑降。

10分ほどでメインの斜面を抜け、後は適当に、浄土山へ登るべく、トラバース気味に滑る。その辺りまでの動画

標高2510m辺りまで下りて、後は一ノ越方面に向けてトラバース。こういうときにスキーは便利で、高度を落とさないどころかぐさぐさの雪で板が滑らないこともあり、クライミングスキン無しで高度を上げられる。2560mまで行って、斜度の緩い比較的安全そうなところで休憩に入る。11:40。

上を見上げると、この辺りからも雄山に登れそう、というか岩と雪ミックスの登山道を行くより、雪崩リスクが低い状態ならこちらからの方が楽そう。
P5030086

ゆっくりごはん食べて、今度は流石にクライミングスキン貼って、12:10浄土山へ向けて登高再開。ちょうど室堂からの一般ルートでほぼ同じタイミングで休んで再出発したボードメインのパーティーが居たんだけど、近付いたらVector glide Geniusを担いでスノーシューというド変態が先頭。おや、と思ったら見覚えのあるカスタムコスメのGenius。ガイドクラブ筋斗雲の峯岸さんだった。このときは微妙な距離でニアミス。

浄土山へ登るトレースは、一ノ越からの稜線とその稜線が巻いているボウル状斜面(当然ジグを切って)に付いている。けどどっちも遠回りな気がしたので、斜面の様子を眺めながら登りつつ考え、ボウル状の手前を直登することに。肩のところまでは順調に行ったが、最後20mほどの急登は、ジグ切って何とかなるかと思ったのだけど、2歩ほど踏み出したらスリップして、滑落したらやばい斜面だったので、素直に板を担いでツボ足で登ることに。キックステップが利くので、ブーツクランポンまでは要らない。

13:06、山頂エリアの平らなところに到着。荷物を置いて、ドロップポイントの確認など辺りをうろうろ。荷物を置いたところは神社マークのあるところ(軍人慰霊碑とか)だったのだけど、そこは本当の山頂ではないらしい。というわけで滑降準備を整えた後、スケーティングで山頂へ。

山頂から雪の大谷。
P5030088
一般には春の立山と言えばあちらを指すのだろう。

13:45、滑降開始。ちょうど筋斗雲パーティーが山頂の方に来るところだった。そこから雷鳥平までのヘルメットカメラ動画。これはそこそこよく撮れている。

下から見たら確認出来なかったのだけど、斜面に入ったら2-3本はトラックがあった。ぼくが滑ったときはそれほどトラックが付かなかったので、雪が固いときに滑った人が他にも居たかも。その場は見掛けないけど、結構滑っている人多いのか。

それと滑り始めて少ししたら雪も舞い始めた。天気は下り坂か。

雷鳥平へは登山道の付いている尾根の西側になる称名川の右岸を進む。14:05テント場へ到着。この日のログは次の通り。

テント場から滑走ラインの確認。多分赤線のような感じのはず。
P5030093

なんか、トイレ棟の至近のもろに通路になっている場所に設営している団塊世代が。あいつらマジ糞。
P5030095
画面左端ね。

テント場正面のロープトゥーが掛かっているところにモーグルレーンが出来ていて、キッカーも作成中だった。大人でなく子供が主に滑っていた様子。

前日のように外でゆっくりしようと思ったが、青空も隠れ、挙句に雪も本格的に降り始めたので、仕方なくテントに入る。しばらくして本降りになった。雪でなく雨。ちょうどいいタイミングでテントに戻ったみたい。17時半くらいには雨も止み、夜間も特に降雨は無かった。

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