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2011/11/07

【無雪期登山】宮之浦岳 2011/11/01

荒川登山口から淀川登山口への縦走。昭文社『日本百名山を登る』で14時間とされるコースタイムを休憩等込みで11時間で回らないとバスに間に合わないというスリリングなトリップ。いつも自家用車を停めた場所への往復で、そういう心配の無い登山をしているので、新鮮だった。

ハイシーズン中、といっても「ハイ」なのは殆どの時期のようで、3/1~11/30と冬を除くかなり長い間、荒川登山口へは、車を麓の屋久杉自然館に置くなりして、登山バスで往復することになっている。淀川登山口の少し下の紀元杉のところに路線バスのバス停があり、そのバスは自然館にも停まる。荒川登山バスの始発は登山口に5:20着。紀元杉の終バスは16:21。というわけでちょうど11時間、間が空いている。この縦走に挑んで何とか成功した次第。

例によってヤマレコにログを登録。

朝3時に起床、自然館を4:40に出発する登山バス始発便に無事乗車出来た。補助席も出ていて、50人くらい乗っていたのかな。荒川登山口には定刻より5分ほど早く、5:15に到着した。

前日の白谷雲水峡ハイキングしたときも思ったが、ガイドツアーがやたら多い。殆どがそうだったみたいな感じ。そういう人たちは朝と昼、名物らしいお弁当を頼んであるっぽく、朝は荒川登山口に着いてから食べていたみたい。小雨が降っており、登山口にある小さい小屋が難民キャンプみたいになっていた。

というわけで誰か先に行ってくれるだろうという期待も虚しく、先陣を切ることに。5:22、ヘッドライトを灯して出発。小雨だけど濡れるほどではないので、暑さを嫌ってレインウェアは着用せず。

しばらくはトロッコの軌道の上を行く。小杉谷から上は板が敷き詰められていて歩き易いのだけど、そこより下は枕木のみで歩き難い。暗くて良く見えないが、結構な崖のところを進む。幾つか急な沢も橋で越えるのだけど、足を滑らせたりしたら…、とgkbr。

小杉谷手前の橋から、ちょうど明るくなって来るのが見えた。
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6:03。

6:03-08、小杉谷の学校跡で小休止。すぐ後ろに居た男性二人組とほぼ同じタイミングで付いた。その後先に行ってくれるのを期待したが、何故かまた後ろに。そして途中で後ろからも姿を消してしまった。

ひたすらだらだらとトロッコ軌道を歩く。たまに林の間から見える山の名前を書いた看板があるけど、すぐ向かいのピークのことなのだろうか。だとしたらショボイ。その向こうはガスで覆われていて見えない。

7:24、軌道を離れウイルソン株への急登への取り付き。大株歩道入口、というところかな。そこからはよく整備された木道の階段を登るのだけど、一気に汗が噴き出して来た。

少し登ったところで登山道上にヤクシカが居た。2頭。
Pb010065
意外と逃げず、結構近くまで行ける。
Pb010067

ウイルソン株には7:43に到着。誰も居ないのでゆっくり見学出来た。株の中の湧き水で顔を洗ったり。栄養補給もしたのだったかな。20分近く休んで、8:01に再開。ここまで雨の音はしつつも森に守られて殆ど濡れなかったのだけど、強い雨音が聞こえた気がしたので上だけカッパを着用。

その辺からは降りて来る登山者と結構すれ違うようになった。全部で20人は越えていたような。小屋に泊まっていた人たちだろうか。でもそのタイミングで降りると登って来る人たちとのすれ違いが大分大変そうだけど。木道階段はもとより、トロッコ軌道は意外と狭いし。それと、大体みんなカッパ上下着込んでいたなやっぱり。

夫婦杉や大王杉を眺めつつ進み、縄文杉へは9:10に到着。縄文杉より大王杉の方が何となくいい感じだった。縄文杉のデッキには先客が2人。その辺に泊まっていた人たちかな。高塚小屋の少し上にテントも張ってあったりした。

ここまでのコースタイムは予想通り殆ど縮められず、4:10に対して3:48。大株歩道入口まではほぼ平らなだらだら登りで、走らない限り縮めるのは難しい。ウイルソン株のところの休憩明けでコースタイム3:00に対して2:40、その後杉を眺めながら進むのでコースタイム通りが関の山。

上でバスについて書いたが、実は連れが縄文杉までで下りるということになり、レンタカーで淀川登山口まで来てくれることになったので、ここで時間の心配は無くなっていたのだった。けど折角なので最初に設定した目標通りで歩くことを目指す。

縄文杉を見学して、高塚小屋を出発したのは9:27で、コースタイムに対するアドバンテージはわずか10分ほどに。

高塚小屋から少し登ったところで、縄文杉のところで後から付いた、多分この日の日帰り組ではぼくらに次いで二番手だった女性が、いつの間にか後ろに来ていた。抜いてもらったらあっという間に消え去った。速い。ひょっとして2便目とかのバスに乗って来たのかな。

その後、上の方で確か5-6人は降りて来る人たちとスライドしたような。ハイシーズンでもない平日だというのに意外と人出が多い印象。

9:50頃、標高1350m辺りでまたヤクシカと遭遇。
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10:15、新高塚小屋に到着。また栄養補給で10分ほど休憩。中を覗いてみたが誰もおらず。2段になっていて収容人数は多そうだった。少し開けたところだし、泊まるのにはよさげ。流石「新」だけのことはある。

10:45、1575m標高点の辺りと思われる第一展望台を通過。
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展望は無し。

その少し上でまたシカを見た。
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尻尾というか尻かわゆすなあ。

11:00、坊主岩のところと思われる第二展望台を通過。
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やはり展望は無い。

またシカを見た。
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草を悠然と食べていたような。

平石岩屋は11:32頃。
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展望は相変わらず。だめだこりゃ。

この辺、1700mは完全に森林限界より上。笹に付いた草露で下半身がびしょびしょになってしまった。下もカッパ着ておくべきだったか。

地形図で平石となっているのは上の岩屋のところ。平石というのは標高50mくらい上のこっちみたい。
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確かに平ら。11:44に通過。

山頂まで2-300m辺りのところで高塚小屋上で抜かれた女性とスライド。少し話したら、荒川登山口往復とのこと。すげー。けど登山バスの終バスは荒川登山口を18:00なので、往復の方が時間的には余裕があるかな。その人の装備は、バックパックも小さく足元もトレイルランニング用みたいなともかくローカットのシューズで、身軽だった。長丁場はその方がいいのかも。ぼくの登山靴は水没してちゃぷんちゃぷん言っており、いつもに増して重くなっていた。

山頂到着は12:21。先客が5-6人、昼食を摂っていた。
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やはり視界ゼロ。

縄文杉からほぼ3時間で、4:50のコースタイムは大分縮められた。それほど早くは歩かなかったのだけど。

12:23、そのまま下山開始。

下りでは2か3パーティー、10人弱とスライドしたかな。3人くらい抜いた。うち一人は休憩中抜かれたのを抜き返したもの。

幾つか見所もあるはずだけど、展望はゼロなのでひたすら下山。

が、なんか眠いしペースも上がらない。前夜ぐっすり眠ったのは4時間に満たず、8時間とか行動しているので流石に疲れた。標高下げて暖かくなって来たこともあり、13時半くらい、少し広くなったところで休憩、栄養補給した後バックパックに寄り掛かって横になる。けど、適切なところを見付けられず、もろに登山道の上なので落ち着かない。ようやくうとうとしたところで運悪く通行者が。けど15分ほど休んでリフレッシュは出来た。

というわけでそこから下は可能なところは小走りで。半分くらいはよく整備されているので走れる感じかな。下山開始から休憩前の1時間のところも走れるところはあったのだけど、もったいなかったな。

花之江河(今だにどう読むのか分からない…)は14:20に通過。
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湿原は展望が無くても絵になる。

淀川小屋は15:18に通過、というかトイレを借りた。手前の淀川は急流の多い屋久島で初めて見た静謐な流れで癒される。
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淀川小屋からは下りでもう余裕だろうと思っていたら登り基調だった。辛い。けどゴールが見えているのでペースを保ってガシガシ登る。

15:47、淀川登山口。ここからは舗装の道路を下るのみ。『日本百名山を登る』では40分とかなっているが現地ではバス停まで20-30分とかいう標識があったような。小走りで下りて、16:05に紀元杉バス停に到着。無事に目標タイムで縦走出来てほっとした。山頂からのコースタイムはちょうど5時間、実績は4時間弱。

ちなみにここのバス停は辛うじてドコモの電波は入る。もう一つついでに、バス停は紀元杉より少し上に設定されている。少し時間があったので紀元杉も見に行けばよかったかな。

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