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2012/03/24

【雪山記録】博士山 2012/03/20

『ハイグレード山スキー』に紹介されている(pp.142f.)のだけど(他でも何か見たような気がする)、思ったのとは大分違った。というか、よく読めばそう書いてはある。何にせよ、同じようにそこに載っている大室山同様、間違いなくハイグレードではある。

「首都圏から行きやすいブナ林の逍遥ルート」とか書いてあるけど、遠くからわざわざ行くのはどうかと思う。ぼくはこの日は新潟市からの移動だったのだが、その辺からは行き易くて、まあ良い。

斜面構成上、登り返し無しには滑りは殆ど楽しめず、完全にスキー登山という趣き。というのを予期してテレマークで行ってよかった。今期初のテレマークでのBCだった。つか2回しか山行ってないしな。

前夜新潟市から移動、会津坂下で高速下りて柳津の道の駅で車中泊。コメリとスーパー(20時まで営業)が隣接していて便利。

7時起床、ぼちぼち移動。駐車場所が分からず、一回昭和村の看板まで行き過ぎた。

地図には神社マークがあるけど、それらしきものは見当たらない。目印はこの石碑かな。
P3200001
右の林に神社は無かったと思うけど。

石碑の向かいの雪捨場的なところに3台ほど駐車出来る。駐車して準備を始めたところで隣にもう1台車が来た。3人パーティー。ほぼ同時にスタート。

8:46、雪は固いので最初からスキークランポン装着で登り始める。

久し振りのテレマークだからか、しばらくビンディングをスキーモードのまま歩いてしまった。道理でほぼ3人パーティーに速攻で離されるわけだ。彼らは取付き尾根を正面からガシガシ登って行ったけど、ぼくは横から巻こうとしてみた。結局あまり効率的でなかったかな。何にせよビンディングがスキーモードでキックターンもまともに出来ない状態で途中まで登ったのでよく分からない。というわけで以後彼らの跡を追うことに。

踝上から深くてもブーツ丈には満たないチビラッセルだがそれでも大分楽だし、的確にトレース引いてくれるのがありがたい。

取付きの急登登り切った辺り。かなり樹間は濃くてここは滑りたくない感じ。
P3200002

868m標高点の辺りからは少し下る感じになる。前日以前のトレースが見えた。右がこの日の先行パーティーのトレース。
P3200003
この後も地形図では表現されていないような微妙なアップダウンがある。

そして痩せ尾根。
P3200004

10時過ぎに標高980m辺りの緩いところに。杉林。
P3200005

標高1150m辺りで林道を横切るようだけど、気付かなかった。その上はブナの林。
P3200006
10:40くらい。この辺では先行パーティーとの差を詰められていた。

その後の緩い傾斜の林は見事ではあった。樹氷も付いていい雰囲気。
P3200007

けどまた痩せ尾根。
P3200008

その辺で電池切れでGPSログが飛んでいるのだけど、11:25くらいに標高1400m地点で休憩。水分と栄養を補給。ここまで上はインナーだけだったのでジャケット着用。あとGPSの電池交換も。5分ほど。

それと、踵の靴擦れも大分痛くなって来た。剥けそうなほどではないので放置したけど。そういえばこのブーツ(Scarpa T1)はいつもなるなあ。踵のホールドが悪い。足首の動きも良くないし、歩きには向いていない、というか、翌々日はATブーツ、Black Diamond Factorで歩いたのだが、これが良くて、どうしても比べてしまう。テレマークブーツも次はBlack Diamondにしようかな。

1476m標高点に11:43到着。その先はアップダウンのある細い尾根で、若干萎える。けど先行パーティーが行っているし、とりあえずピークを踏んでおこうか、ということで進む。

12:01、山頂に到着。

磐梯山上部は雲に覆われていた。
P3200009
低山日和だったと言えるかもしれない。

南西方面、登ったというかトラバースした尾根と、その向こうの白いのは会津駒とかの方だと思うんだけど、山座同定とかさっぱり出来ない。
P3200010

南東。白いのは多分那須連山だろうくらいしか。
P3200011

山頂直下の雪庇状のところに雪洞掘ったような跡があった。
P3200014
雪洞泊憧れる。泊まったのか分からないけど、途中でトレース見た数日前の単独の人かな。

12:33、山頂を後にする。といっても山頂からは滑れないのでクライミングスキンを付けたまま1476mピークへ歩く。北西斜面を滑ろうかとも思ったけど、下までは降りれないから200mほど登り返しが必要だし、しかも結構な急登だし、というわけで却下。

12:50、1476mピーク。からの山頂方面。
Vlcsnap2012032410h06m39s60

滑走準備をして、13:05、今度こそ滑り出す。

鹿沢というのを降りれば登った尾根の南側にすっきり降りられるかな、と思って標高差50mほど下ってみたのだけど、風に叩かれてカリカリ。そして展望が開けると、なんか深そうな谷だし、地形図では結構上から水線が引かれているし、『ハイグレード山スキー』ではこちらでなく北側の沢に降りることになっているし、なんかヤバそうなので中止。テレマークの機動性を生かして尾根に戻る。

まあでも今から考えると、林道の辺り、1200mまで標高差250mほど滑って、下部の様子を見た上で、林道に沿ってトラバースする、というのが滑りを楽しむ上でも効率的な帰りのルートでも、良さ気ではある。林道が切ってあるくらいだからそんなきつくはないのだろうし。でもこのときは『ハイグレード山スキー』で紹介されていた登った尾根より北側の沢を降りるというルート取りに考えが縛られていた。

南斜面は適度なツリーでパウダーだとかなり良さそう。
Vlcsnap2012032410h13m12s122

尾根に戻ってからしばらく歩き。そして尾根の北側にも美味しそうな斜面が沢山あるのだけど、どれも滑り下りたら登り返しがきつそうなのが難点。
Vlcsnap2012032410h20m47s136

細い尾根を少し歩いて、1400mで広い尾根に出てからはしばらく緩い斜面の快適滑走を楽しめた。といっても標高差100m弱。

気付いたら登った尾根より一つ北の尾根に入ってしまっていた。3人パーティーが少し上で写真を撮り合いながら降りていた。

登り返しが面倒だし、上記の通り『ハイグレード山スキー』では尾根の濃い藪を避けて北側の沢に降りることになっているので、そのまま登った尾根の北側斜面を滑ることに。沢の様子が分からないので沢底には降りない方向で。

出来れば尾根に登り上げられればと思ったのだけど、全然無理だった。あと10mくらいのところまでは行ったのだけど。

沢は確か標高900-850m辺りから水が見えた。尾根斜面の雪も割れも目立ったりし出して、神経を使うトラバースが続いた。

標高800m辺りからは杉林。植林されたものと思われるが、人の手が大きく入った領域に戻れてひとまずほっとする。

杉林を抜けると登った尾根と通った田んぼが見えて一安心。尾根に自分のトレースがある。
Vlcsnap2012032411h14m19s121
ついでに画面右端に数日前の単独の下りトレースもあった。田んぼの真ん中でなく右の林沿いを戻ったみたい。

13:55、駐車場所に帰着。
Vlcsnap2012032411h18m55s197

GPSログ。上記の通り、登りで一部電池切れのため飛んでいる。

800mほどと大したことのない標高差の割りにはやたら疲れた。 しばらく車で動けず。乾かしものしながら、TLT Radicalのピン交換やスプリットボードのヒールベイル交換などして過ごす。

30分ほどして3人パーティーも下りて来た。最後まで写真を撮りながら。そういう楽しみ方もあるのね。
(追記)3人パーティーはブログをRSSで読んでいた方だった。YouTubeに動画も上がっていて、様子がよく分かる。→うしログ-山テレと山サイの日々- 20日は博士山へ

もし今度行くことがあれば、鹿沢を様子見ながら出来る限り詰めて、今回登った尾根に適当に這い上がって、鹿沢を出来る限りガッツリ滑ろう。ここで効率良く楽しむにはそれが一番のはず。

入浴は、近くの温泉はよく分からなかったのと、翌日の予定から、結構遠くまで南下して湯ノ花温泉へ。ここは初めて。共同浴場が何ヶ所かあるのだけど、入浴券はその場では売っていなくて地域の商店や宿で買う必要がある。ちょっと面倒。湯端の湯というところに入った。如何にもな感じで、ぼくは好み。熱いお湯に浸かって大分疲れが取れた。

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コメント

こんにちは,コメントありがとうございます.詳細な記録,読ませて頂きました.

博士山の旬はあと一ヶ月くらいは早めのときかも知れません.我々は,山頂の裏側のボウル状を狙っていたのですが,雪が微妙そうなのでやめて,展望登山と相成りました.

またどこかでお会いしそうな気がします,そのときにはよろしくお願いいたします!

投稿: うし君 | 2012/03/26 08:50

うし君さん、
て、さかなクン同様難しいですね…
こちらこそ、当日はトレース使わせて頂き、どうもありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。

投稿: kj the ルサンチMAN | 2012/04/01 15:58

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