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2012/04/14

【雪山記録】旭岳 2012/04/13-14

2日間山に居たわけでなく13日夜は旭川泊だったわけだけど、面倒なので1エントリで。13日はホワイトアウトでの行動演習で旭岳岩室まで、14日は無風快晴の下ロープウェイ利用でお手軽に北海道最高峰山頂を踏んで地獄谷を快適滑降。2日ともスプリットボードで行った。

■4/13

前夜札幌から移動して来て夜更かしだったし、天気も悪い予報で実際朝のうち雨も降ったし、登れる状況であればロープウェイで楽してそれほど時間掛からずに登れるし、ゆっくりと8時半に起床、旭岳に向かう。結構遠く50kmとかある。まあ1時間も掛からずに着くけど。

前夜5cmくらい降雪があったみたいで、路面は圧雪だった。流石、下は雨でもまだここは雪になるのか。

結局乗ったロープウェイは10:40の便。真ん中まで行った辺りで、気が緩み過ぎていたのか、ポールをチケット売り場前に忘れてしまったことに気付いた。係員の方に言ったら次の便で上げてくれてよかった。1回券もう一度買うことになったら悲し過ぎる。

次の便を待つ間に山頂駅で登高の準備していたら、スプリットボードのプレートを留めるピンの流れ止めワイヤーが千切れた。しばらく前から擦れていたのだけど。歩いているときとか干渉しないように気を付ける必要があるな。とりあえずタイラップで留めておいた。他にボルトが緩んでいたのを増し締めなど。

無事ポールが届き、山頂駅にあった入林届に記入して外に出る。

11:16、とりあえず歩き始めるが、どっちがどっちやらさっぱり分からない。無木立のホワイトアウトは手に負えない。GPSとコンパスを頼りに、とりあえず岩室まで行ってみるか、と。

一瞬視界が100mくらい出て岩室が見えたのだけど、その後全く視界無し。目の前に、ただの氷と吹き溜まりの境かと思ったら、穴というか沢状地形が出現したり、怖い。
P4130004

11:40、岩室着。
P4130006
正解はこの雪に埋もれた山頂に向いた側の2階入口を掘り起こすことだったのだけど、逆側の2階入口から無理矢理這い込んだ。
P4130024
出るとき撮った写真。梯子的なものが付いているが、一番上では手掛かり足掛かりがなく、上半身を窓枠に突っ込んでエイヤで行くしかない。雪が無いときは入らない仕様なのだろうか。じゃああの中途半端な梯子は何なんだろう。

石室2階は真っ直ぐ立てない感じで165cmくらいの高さか。
P4130007

1階への階段。これは使い易かった。
P4130008

2階から撮った1階の様子。
P4130009

外気温を測るのを忘れたけど2階の室温は-2度ほどだった。折角なのでしばらくビバーク気分を味わってじっとしてみる。ヘルメットがぼこぼこなのに気付いた。
P4130015

それと、この小屋は非常時用だそうで(ぼくはホワイトアウトの中天候の回復待ちだったので、まあぎりぎり有りだろう)、普通に泊まったりはしないようにとのことで中にも貼り紙などうるさく貼ってあるのだけど、なんか炭の跡とかあった。
P4130021
ぼくのウェアにも結構付着していることに気付いた。最悪。

12時半くらいまで待っても状況は変わらないので下山することに。風はそれほど強くないが、霙のようなものがずっと降っていた。

12:55、滑降開始。一応ちゃんとボードにして。下に崖マークとか嫌な感じの沢地形があるので、そちらに引き込まれないようにポールでひたすら漕いだ。というか滑るとどっちに進んでいるのか分からなくなり、雪酔いになる。

多分13:12頃、スキー場のコースを示すポールが見えて一安心。後はそれに沿って滑り下りた。ガスっていても見える程度の間隔で立っている。13:25、ロープウェイ山麓駅に到着。

そのまま下りたので山頂駅の入林届の下山のところに記入出来なかったわけだけど、そういう人が多いためか下山だけの届を記入する用紙がちゃんとロープウェイ山麓駅のチケット売り場横にあった。

東川からの道路沿いに日帰り入浴600円の看板を見掛けた湧駒荘(湯元 湧駒荘 公式ホームページ【北海道 大雪山国立公園 旭岳温泉】)は様子だけ見て入浴はせず。それほど汗もかいてないし、いいかな、と。

その後、以前旭岳で滑った(6年前のことなのでまだBCとかやっておらずスキー場だけを)後にそうしたように旭山動物園に行ってみたけど、夏期営業に向けて準備中なのか、休園中だった。残念。

■4/14

前日同様8時半くらいに旭川市街を出発。道中、旭岳というか大雪山がよく見える。これは気持ちよく登れそう。

路面は雪はほぼ消えていたけど日陰で少し残っていたり雪解け水が凍っていたりでたまに滑る。思い切りカウンター当ててしまったことも。9時過ぎに駐車場に到着。

10:00の便で上へ。今回はグローブをリフト券売り場のところに忘れそうになった。乗車直前で気付いた。

10:22、暖かいのでジャケットは脱いで、登高開始。確か+10度とかあったような。快晴でモチベーション上がる。
P4140001
左中ほどに写っているのは殆ど観光客。登山道は右に見えている稜線を進むのだが、既に中程に5人ほど見えた。朝一から登っているのかな。入林届見たら昨日から5-6行は増えていて、大体9時半までには出発していた。

石室は10:35頃通過。昨日は26分、今日は12分。見えていれば半分。

11:03、1850m辺りで雪面が固くなりクライミングスキンだけだと効率が悪くなったのでスキークランポン装着。ついでにクライミングサポートのネジが緩んでいたので増し締めしたりなど。11:14、再開。

上まで見えているけど意外となかなか進まないのは羊蹄山同様か。7合目1950m辺りに11:27到着。南の方に大雪原が広がっている。歩いてみたいな。
P4140003

ここからだと地獄谷へのエントリーは急そうに見えた。
P4140006
実際はそんなことなかったのだけど。結局、それならまず行けるだろうとこの時点で思った、左肩から入って真下の大きな岩からスキーヤーズレフトに谷の中心部に入る、というルートを取った。

11:47、8合目、2050m辺り通過。地獄谷斜面の様子。P4140011
大きい岩の谷よりもう一つスキーヤーズレフトの谷に早く入りたいところだけど、上部に岩が多くて無理かな。まあスキーなら何とかなった気もするけど。

ここでボードとスキーをそれぞれ担いだ2人組を追い越す。ぼくがスキークランポン付けた先辺りで、スキークランポンをバックパックに付けていたのに何故かブーツクランポンに切り替えていたスキーヤー、登り始めでスノーシューの登山者、を追い越していた。

その先辺りから、降りて来る登山者とすれ違うように。4-5人だったかな。

9合目と6合目はそういえばどこだか分からなかったな。

12:18、山頂に向かって北に進路を変えてからは雪がかなり薄かった。
P4140016
土や石を踏むこともしばしば。板を傷付けたくなければブーツクランポンにした方がよさそう。持って来てなかったけど。

12:33、山頂到着。
P4140018
スキーヤーが5-6人まったり休んでいた。結局インナーのままで上まで来た。徐々に気温は下がり山頂では-2度だったけど、風が全く無い。

Mastiff持った見たことあるような人が居ると思ったらやはり浅川誠さんだった。ガイド中だったようだけど、ゲストの方(上の写真で山頂にボード立てて記念撮影中)はGentemのスプリットボードを履いていた。やたら太いトレースが1本あって、スキークランポンの跡もぼくも使っているVoileのスプリットボード用だから、ファットスキーじゃなくてスプリットだろうとは思っていたのだけど。お二人から、そんな時間あるなら利尻山に行ったら、と勧められた。ちょうど朝、ガイドの近藤謙司さんが利尻に居るとツイートしていたが、



Gentemスプリット乗りの方も今日利尻案もあったけど近藤パーティーで一杯で行けずに旭岳に来たとのことだった。平日の空いているだろうとき、天気のいい日を狙って検討してみよう。

東に向かって滑る人たちとか、浅川さんたちは北の方に行ったけど、ぼくはろくに研究せず来ているので、やはり見えていた地獄谷に。下からもよく見えるし、トラックを刻み込むにはうってつけだろう、と。

13:16、滑走開始。出だしで2度ほど尻餅着いた。やはりハードブーツでボード滑るのには慣れなくて上手くショックを吸収出来ない。

途中から左にトラバースして早めに谷の中心部に入ろうと様子を見たが、やはり無理。というわけで想定通りのルートで滑降。
Vlcsnap2012041516h49m33s152
画面真ん中が山頂直下から落ちている辺り。右端に見えている岩の辺りからはすんなり入れそうだな、と。

岩を過ぎて、上を振り向いたところ。
Vlcsnap2012041516h53m39s93

そこからは広い谷がきれいに落ちている。
Vlcsnap2012041516h54m05s124

気持よく谷の真ん中を滑れたのは2050-1900mくらいかな。
Vlcsnap2012041516h57m50s45

その後は下の方で噴煙が上がっているので早々にトラバース気味にスキーヤーズレフトに向かう。
Vlcsnap2012041516h58m10s236
ガスに巻かれるのも嫌だし。まあ、ここまでで登った分の滑りは堪能出来た。

トラバース中に振り返る。滑ったところ全景。
Vlcsnap2012041517h02m23s235

地獄谷下部の様子。
Vlcsnap2012041517h04m28s139
こんな感じで大分高巻いたわけだが、もっと近付けたのかな。いや別に近付きたくはないけど。

石室通過13:26、スキー場のコースと合流したのが13:30頃(外側をしばらく滑っていたような)、ロープウェイ山麓駅に13:38に到着。
Vlcsnap2012041517h20m34s96
さっきまで居た旭岳山頂は遥か遠くに。

(追記:山頂からのヘルメットカメラ動画)

入浴は前日駐車場まで行った湧駒荘へ。源泉2つだし、脱衣所が狭い以外は設備も充実しているし、600円は妥当かな。露天風呂の腰掛けはちゃんとしているのだけど、仕方ないことではあるがお湯の成分が固まってぎざぎざになっていてゆっくり寄り掛かることが出来ない。

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