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2012/04/20

【雪山記録】利尻岳 2012/04/19

山頂までは届かなかったけど、前日宿にチェックイン後片付けのときに宿オーナー兼ガイドと下山して来たTさんに案内してもらって、この時期唯一楽しめる西斜面のエントリーポイントを確認出来、そこを通して滑れて、かなり意義深い山行だった。

Tさん、どうやら同じように剱岳ダイレクトルンゼを去年5月に滑ったり、BC歴が4年ほどだったり、彼は白馬を大分攻めているようで白馬BCは未経験のぼくとは違うところもあるが、オートバイも趣味だったりと似たような雰囲気で、ぼちぼち意気投合。K2 HellbentにMarker Duke、つまりスキークランポン無しで春山も滑るわ、ブーツはGarmont G2(ウォークモード無し)だわ、ぼくよりよっぽど猛者ではあるけど。風呂も一緒になり、じゃあ明日一緒に行動しますか、ということになった。

ぼくは元々よく見掛ける記録のように北側の野営場からの登山道を詰めて北側の斜面を適当に滑るピストンルートを考えていたのだけど、オーナーも言っていたが、登山道を詰めるのは這松が煩いので無しでクライマーズライトの沢の右俣を登った方がいいし、滑るのは北側はこの時期ガリガリで楽しめるのは西斜面くらい、とのこと。

彼は既に西斜面を堪能したし山頂も踏んだし、この日は適当に登って偵察した後、西斜面下部にテントを張って夕陽の写真を撮る、ということ。途中まで一緒に行って西斜面の様子を教えて頂くことに。

朝一の天気は曇りというかガス。けど好転する予報だし、まあ最悪下見が出来ればいいか、という感じでスタート。9:16。宿から雪がつながっていてクライミングスキンで歩き出せる。あ、アルペン山スキー、Bandit B83で。スプリットボードも持って来ていたわけだけど、まずは様子見。

しばらくは樹林帯の中を行く。視界が無いのでコンパスだけだとこのルートを辿るのは厳しいかも。GPSのトラックログを頼りに下山した。

帰りの様子だけど、こんな風に木から落ちた色んなものが雪面を埋めているところもある。
Vlcsnap2012042005h38m12s79
クライミングスキンの糊に大分汚れが入ってしまった。まあ仕方ない。

朝のうちはガスで全く視界が無かった。Tさんによると3時頃は晴れていて徐々にガスが下りて来たとのこと。逆にやはり上の方はガスが無いんじゃないの、という希望も。10時頃の様子。
P4190008
山頂は見えないが晴れ間もたまに見えるように。

11:01、2時間ほど歩いたしということで休憩。まだ390m地点。自力アプローチだときつい。ガイド頼んでスノーモービルで連れて行ってもらうと標高800mとかまで一気に運んでくれるらしい。11:26、再開。

前後は忘れたけど、Tさんは数日前にこの辺を辿ったということで、幾つか小さな沢を越えた後、そのトレースに合流。

どうしても前ばかり見てしまうけど、振り返ると海に浮かぶ礼文島もきれい。
P4190012

12:20、目的の沢、沓形稜の北側に入って、樹林帯の切れ目標高640m辺りで昼食休憩。Tさんはこの辺りでテント場探しながら行くということで、ここで別れる。12:46、再開。

ここからは滑る斜面が概ね全て見えた。全景。P4190016

エントリーポイントのアップ。
P4190017
山頂から北に下って、大きな岩の下の平らな斜面から入れる。滑りながらでもよく見れば雪がつながっているのは分かるし、北稜の避難小屋辺りからもよく観察すれば滑れるのは分かるそうな。

たまに雲が掛かるけど、13時を過ぎる頃には殆ど晴れに。
P4190018
焦って日焼け止めを塗ったりしたような。

13:40、1050m地点でスキークランポンを装着。雪面はゆるゆるのざらめだけど、緩過ぎるのかクライミングスキンがスリップする。横ずれを無くして効率的に斜登高出来るように、という意図。13:47、再開。

広い斜面を大きくジグを切りながら高度を上げる。結構な高度感。落石や、湿雪表層雪崩というか、崖の上から緩んだ雪がさらさら落ちて来たりしているので、適宜注意しながら。小さな落石がスキー板に当たったことがあった。

15時頃、山頂南側から西斜面へつながっているところ。
P4190019
写っていないけどロウソク岩がある方。その辺りでこの日、札幌盤渓の佐々木大輔パーティーがクライミングしているという話を聞いていたのだけど、この辺登っているときにコールの声が聴こえた。

ちなみに山頂南側から西斜面へのエントリーは懸垂下降が必要で、その佐々木大輔しか滑ってないとか。Tさんは翌日斜面を詰めてそこまで行ってみる予定とのことだった。

ほぼ同じところから山頂北側のエントリーポイント。
P4190020
下からも、ここからも、比較的緩やかに見えたのだけど、甘かった。

ここから先斜度が急でジグを切るのが辛くなる。そして上の写真に写っている一番狭いところは急過ぎるのと狭過ぎるのとで二進も三進も行かなくなり、結局板を外してツボ足ヨバホースタイルで登った。それでも一番きつい数mは足場が崩れまくって、足場を固めながら微妙なバランスで登る必要があった。最後の標高差100mで1時間くらい掛かってしまった。

というわけで、一番苦労していた辺りでGPSの電池切れだったが多分16:05頃、タイムリミットに設定していた16時ぎりぎりで西斜面を北稜まで登り詰めることが出来た。無風だったためここまでジャケットは着用せず。西斜面エントリーポイントは標高1600mかな。山頂まであと100m少しだけど、時間が無いのでピーク踏むのは明日に回すことにして、そこで滑降準備。

16:24、滑走開始。ずぶずぶの雪に足を取られて一番狭いところで転んでしまった。危ない。その後大斜面に出てから、あまりに広い斜面でスピード感覚が狂ってしまう。意外とぼこぼこで自分のスキル以上にスピードを出し飛ばされそうになってしまった。というわけで最初の2ターンがやたらでかくその後尻すぼみになるださいトラックを付けてしまった。

途中Tさんのテントは標高700mくらいのところに張ってあった。

その後標高650mから登りトレースを離れて尾根をトラバースしてみた。16:37。という辺りまでのヘルメットカメラ動画。

16:44、夕陽の利尻岳西面。
P4190022

尾根トラバースは、樹林帯に入らず視界があるという意味ではよかったけど、時間的に効率的だったかは分からない。尾根を3つくらい越えるわけだけど、3つ目途中まで樹林帯に入らずに済んだ。その後樹林に入ってから、前半はそれなりに滑れるのだけど後半は歩きになり、かなり時間を取られた。標高400m地点に17:00、登山口・野営場と同じ標高200m地点に17:16、その後が長くて宿の標高20mに帰着したのが17:59。

下山直前、17:50、ポン山の向こうの山頂には雲が掛かっていた。
P4190023
これもまた乙ですな。

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