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2012/05/26

【雪山記録】富士山 2012/05/24

雪山シーズンの〆ということで行ってみた。一番お手軽らしい富士宮ルート。

標高差1300mで林道歩きなども無しなら余裕でしょ、最近登った鳥海山も岩手山も同じ標高差だけど距離は長いし、と思ったら高度の影響が非常にあって、というかぼくはやはり高所に弱いようで、体へのダメージは普通の1300mクラスどころではなかった。

前夜のうちに移動。どのルートをとってもうちから200km無い感じで意外と近いのだけど、高速フルに使って麓まで2時間、そこからくねくね道を5合目まで30分、計2時間半と以外と時間が掛かった。0時くらいに富士宮口新五合目に到着、だったかな。

トイレを心配していたのだけど、24時間開いているらしいのがあった。紙は置いていない。朝は8時くらいには売店の水洗トイレが開いていた。こちらは紙もある。清掃協力金だかで出来れば100円チップをとのこと。

上記の通り、余裕と思っていたこともあり、最近の山行の傾向からも朝は普通に7時起床。もう登っている人も居たみたいだけど、ガスが掛かって視界が無かったこともあり、ゆっくり準備。

8:34、登り始める。登山口は閉じられている上に「スキー・スノーボードは大変危険ですので行わないで下さい」の看板。
P5240001

登山口のフェンスのすぐ上まで雪はある。
P5240002
けどつながってはおらず、画面真ん中辺りで10mくらい途切れているのが見える。その下も5mほど切れている。

雪渓は登山道とは少しずれているので100mくらい砂の上を歩く。適当なところから雪渓に乗ってブーツクランポン装着。そこから登山口を振り返ったところ。
P5240004

あとはまあ淡々と登る。今回クライミングスキンとスキークランポンを持って行ったが、結局使わなかった。板は担いでブーツクランポンで直登が大方のようなので従ってみた。スタート時間も遅く雪も緩んでいたのでクライミングスキンでも登れそうだったけど、折角なので最後まで板は担いだ。

この日は見える範囲では全員板担いでいたから前日以前のものか、スキークランポンでほぼ直登しているトレースもあった。
P5240007
ブーツクランポンでもジグ切っている人が多かったが、それより急角度で登っていた。逆ハの字で直登したぼくよりは緩かったけど。
P5240008

逆ハの字は、身体を前に向けたままだときついが、膝の出る方向に少し身体を捻るといいみたい。ポール突くのと連係すれば捻り運動もそれほどの負担ではない。

上記の2480m辺りで大きく雪渓が切れているところ。
P5240005

10時前、2850m辺りでクライマーズレフトの雪渓に移る。
P5240009
たまにこんな感じでガスが掛かることもあった。

ここ数日の天気予報から風が弱い日を選んでそれは当たったのだけど、逆に風が無さ過ぎて下部は暑い。

上の雪渓移るところで写っているけど、10時半くらいに多分30分くらい前に出た2人組スキーヤーを抜く。彼らは2度目の休憩かな。

11時過ぎ、3人組が滑落停止訓練だかしながら降りて来た。早いな。
P5240010
以下の写真もそうだけど、レンズにゴミが付いていたみたい。まあ気にしない方向で…

その辺り、3200mくらいかな、まで上がったところでさっきのとは別の2人組スキーヤーとソロ登山者を抜く。後者はピッケルどころかポールも無し、前歯の出てないブーツクランポンという装備。よっぽどもう降りた方がいいよと忠告しようかと思ったが、結局ぼくの少し後に山頂に着いていた。

スキー付けたバックパックでいい加減肩が痛いので、11:54、3380m辺りで昼休憩に。画面真ん中が火口沿いにある富士館とかいう山小屋の西側にあるピークだと思うのだけど、かなり下から近くに見えてなかなか近付かない。
P5240011

真横を見ると、結構な斜度なのが分かる。
P5240013

そしてなんか眠いので栄養補給した後しばらく横になったけど、これは眠気でなく高度障害かな、というわけで適当なところで切り上げて、12:15再開。ついでにシェルジャケットも着込んだ。この後は肩が痛くならなかったのはジャケットのおかげもありそう。

再出発してしばらく行き、富士山測候所の建物が見えたところからそこ目掛けて斜めに進む。とはいえなかなか進まない。距離感がおかしいのとペースが落ちているのと。あと400mだから1時間程度じゃないの、と思ったのだが。そして眠気に加えて目眩もして来た。

高度障害以外は珍しく何のトラブルも無かった。ここのところ踵の靴擦れとか小指の当たりが酷かったのだけど、今回は平気で快適に歩けた。

13:37、火口の稜線3720m辺りにようやく着いた。お釜から登り返す2人が見えた。底までは降りなかったようだけど。単独スキーヤーが山頂付近から降りて来たが、火口の縁のところが凍っているようで、転倒していた。ぼくもその後同じところで転んだ。思った以上に氷。

そんな様子を眺めつつ5分ほど休憩。最後の登りへ。13:48、登頂。山頂にまた別の単独スキーヤーが居た。板がVector Glide Make BCだった。ぼくも欲しい。この4人とぼくが滑り手としてこの日登頂した人たちかな。

5時間ちょっとの所要時間。早いひとだと4時間切るようで(例:先週末登ったらしい、博士山でスライドしたうしくんさん→うしログ-山テレと山サイの日々- 富士山へ(富士宮口日沢))、最近登り慣れているからそこそこ行けるかと思っていたところ、意外と遅かった。

気温は流石に低くて-5度とかだった。山頂も風はさほどでも無かったけど、10mとか吹いたら体感平気で-10度を下回るのだろうな。

眠気、目眩に加えて、稜線に着く手前辺りから頭痛もして来た。お釜滑ろうと思っていたけど、ここで降りたら登って来れなくなりそうなので中止。多分前日とこの日は底まで降りた人は居ないようで、ノートラック斜面が楽しめたところだが、残念。山頂から少し左から底に向かい、岩峰の向こうから小屋に登り返すのがよさそうだった。

ふらふらになりながら何とか滑走準備。測候所の屋根から落ちたり用具を落としたりしないか冷や冷やした。最低限の注意を払うだけの思考力と体力は残っていたけど、高山病は本当に怖いなあ。

14:11、滑り出す。様子を見ようと少し釜の方に降りたら稜線乗り越すときに転んだのは上記の通り。高度障害で力が入らなかったというのもある。その後も滑りを楽しむどころではなく、安全に降りるのみ。高度を落としても一旦出た症状は収まらないみたい。

14:35、雪渓を乗り越すところはルート間違えたみたいで、必要以上に砂礫の上を歩くことになったし(板持ちながらだったこともあり5分ほど)、その手前で粘って滑ったため溶岩を踏んでしまったりしたような。

あと今回も下りのGPSトラックがずれている。全体的に西に寄っているような。ヘルメットカメラ動画によると2750m辺りでは登りよりも少し東を通っているはず。

雪が途切れているところで2ヶ所板を外したけど折角なのでターンが出来る幅のある限り末端まで雪渓を滑った。
板外したところなど以外をだらだら繋いだ動画。

15:05車に帰着。

入浴はツーリングマップルに載っていた天母の湯というところが最寄りのようだったのでそこへ。温泉て感じではないけど、1時間400円とコストパフォーマンスはまずまず。JAF割引で延長1時間無料。しばらく横になって高山病の回復を待ったが、全然よくならなかった。仕方なく適当なところで出発、富士山西麓を北上して河口湖インターから高速に乗って、渋滞もなくやはり2時間ほどで帰宅。

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