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2014/04/22

【雪山記録】越後駒ヶ岳 2014/04/19

オツルミズ沢源頭の滑降をようやく達成。素晴らしい斜面。また快晴ざらめのときに行きたい。今回はガスにがたがたアイスバーンで滑りは全く楽しめず。というかここで山頂からの滑りを楽しめたのは前回パウダー当てたときだけではある。

ついでに今回はテレマークスキーで、アルペンスキー、スプリットボードと手持ちの全滑走用具での登頂も果たしたことになる。ソリッドボードにスノーシューというのは無しの方向でw

例によって道の駅ゆのたに泊。4時半に起きて5時半に道の駅を出て、6時のシルバーラインのオープンを待つという万全の態勢。15台くらい並んでいた。殆どが奥只見丸山スキー場へ向かう車だけど。

石抱橋に着くと、先行の車は2台、3人かな。後から3台ほど10人とかの集団が来た。この日の入山はそんなところだったみたい。

朝一の天気は晴れ、シルバーラインからは目指す越後駒の山頂がきれいに見えていた。というわけで念入りに日焼け止めを塗る。結局殆ど無駄だった感じだけど。

準備が遅れ気味で結局スタートは最後尾で6:55。いつも橋渡ったところにある建物の横から雪に乗るのだけど、今回は北側の除雪終了点の奥から。しばらく平原を東へ行くルートよりスムーズに林道に登れる。

山頂には雲が掛かっている。
P1020574
そして徐々に雲が増えているような。まさに暗雲が垂れ込める感じ。

少し前に出た3台の集団は平原をそのまま崖の方に進んだが、引き返して来た。ジジババ集団で、ジジイがここはこんな程度の混み具合というか空き具合だよ、とか知ってる風な口を利いていたが、よく分かってないのかな。あそこは下りでは何度か使ったが、危ないので避けた方が。林道をトレースするのが無難だろう。

骨投沢に掛かっていた橋が無くなっているとのことだったが、適当にルート取りしたら少し上流に出てしまった。
P1020577
7:30。先行トレースを追って確か上の写真画面真ん中のスノーブリッジを渡る。対岸は急でちょっと嫌らしい。帰りは下流、北股川主流ぎりぎりのところのスノーブリッジを使ったが、そこもしばらく大丈夫そうだし(後述)、少し上流でも、やはり対岸が急なものの何とかなりそうではある。

7:50、柳沢からの登りは一番手前の尾根。2番目がノーマルルートだけど、取り付きまでアップダウンがあるように見えたので、既に基部に居たのでそのまま登った。どちらでもそれほど時間も難度も変わらないような。なおここでスキークランポンを装着。ざらめが固まったもので一部崩れ易く気を使ったが、スキークランポンの刃がさくさく入ってよく効く感じ。

途中でノーマルルートに3人ほど、ほぼ同じ高さに見えた。道行山への登りで追い付くかと思ったけど、トレースは確認出来る(一人ブーツクランポンで登っているし、一人最初からスキークランポンを付けていた人が居たようでその引き摺り跡もある)ものの姿は見えず。早いな。稜線手前で雪庇に阻まれ谷向きキックターンなど少し時間を取られたものの、ぼくも順調に進んでいたのだけど。
P1020581

8:35、道行山への稜線、1064m標高点の北に出る。青空は全く見えなくなってしまった。
P1020582
大分モチベーションが落ちる。このコースは展望が楽しみなのに。

稜線の雪は切れていない。
P1020584
雪は全体的に多い印象。

道行山山頂へは9:13に到着。上の方だけだったガスが下りて来た。小倉山への稜線もガスに覆われて来ている。
P1020587
小雪も舞っている。モチベーションは落ちる一方で、楽しめなそうだからここで帰ろうかとも思ったけど、鞍部を越えて小倉山への登りに入っている人が見え、他も先行の人たちはみんな先に進んでいるようなのでぼくも一応前進することに。

道行山からの下り、スキークランポン付けたまま滑ろうとしたら引っ掛かってしまい、2度ほど転んだところで滑るのを諦めて横歩きで高度を落とす。柔らかい雪のときなら問題無いのだけど、固いときはスキークランポン外さないとダメだな。しばらく緩い登りが続くのだし、ここは外すべきなんだろう。

1241m標高点辺りの平らな樹林辺りでぼくも完全にガスに巻かれ、ほぼホワイトアウト状態に。ここからの越後駒ヶ岳の眺めが好きなんだけど、今回は全く無し。

少し進んで、小倉山山頂付近で先行の山スキーヤーに遭遇。雪庇に阻まれ降りて来たとか。いつものように山頂を迂回しトラバースするトレースがあったのだけど、視界が悪くて見えなかったみたい。3人先に進んでいるとか言っていたけど、本当かなあ。2人のような。ホワイトアウトだし、もう帰ろうかという勢いだったが、結局山頂までぼくと相前後して進んだ。

とか話していると後ろからも人が。山岳スキーレースのような格好(とはいえバックパックは30Lクラスがぱんぱんでそれなりの荷物っぽい)。足元はクロカン(ハーフエッジらしい)。ここまでクライミングスキン貼らずにうろこだけで登って来たみたい。厳しいところでは板を脱ぐから、とか言っていたけど、トレースからすると結局駒の小屋直下の急登もスキーのまま登り上げたみたい。すごい。急なところは逆ハの字でがしがし行っていたのだけど、ハーフエッジのクロカン板ってそんな登高能力あるのか。使い手のスキルと体力かな。

そんなこんなで小倉山通過は9:55。視界も楽しめないのでホワイトアウトの中を先行トレースと古いツボ足トレースを頼りにたらたら進む。たまに赤旗も立てられていた。けどなんか妙にクライマーズレフトに寄っていて、そこを目指すと左の雪庇が危ないようなところもあったような。

もう少し上の平坦地まで行こうと思ったけど、手前の1370m辺りで休憩、お腹が空いたのでパン補給。10:10-20。あと寒いので、ここまで上はインナーだけだったところ、ジャケットも着る。頭もハットを止めてバラクラバにヘルメットも被ったが、やり過ぎだった。しばらく行ったところでヘルメットは脱いでショルダーベルトにぶら下げておくことに。

百草の池の上はクラックだらけ。こんな状態は過去4回で見たことないな。快適に滑れる大斜面だったと思うのだが。登るのにもクラックが邪魔だけど、雪面は相変わらずスキークランポンがよく効くのでさくさく登れる。

小倉山から前後していた山スキーヤーは百草の池の上でブーツクランポンに履き替えていた。結局それでも時間は変わらないようだし安全のような気がするが、ぼくは駒の小屋下の急斜面もスキーのまま。かりかりでかなり緊張した。けどその辺りでガスが晴れる瞬間があり、少し期待が持てる。

小屋はスルー。GPSの電池も無くなっていて通過時間は不明だけど、11:50くらいかな。クロカンの人が居た。既に山頂に行って滑って来たらしいことが、独特のトレースから伺われた。登りの途中でもう一人降りて来た。山頂に着いたところでもう一人滑り出そうとしていた。

ぼくの山頂到着は12:14。5:20だから2回目と同じくらいか。順調に登れたのはそのときに続いて2回目で、他3回は色々あったわけだけど。

山頂はやはりガスで。八海山含め周りは全く見えない。
P1020593
残念。少しガスが切れて中ノ岳との鞍部辺りが見えた瞬間はあったけど。

ゆっくりしている感じでもないのでぼちぼち滑降準備。ヘルメットカメラは車に忘れたみたいで、今回は撮影無し。ダメだったら戻るつもりでオツルミズ沢の方へ行ってみることに。12:35、滑降開始。

ガスで見えないが何やら急斜面ぽいのでGPS確認したら、そのまま降りると崖マークになっているので、北側1923mピークとの鞍部へトラバース。というところで少し視界も出て斜面がそれなりに見えるようになった。
P1020595
というわけでそのまま滑降。雪は最悪。がたがた。テレマークターンを入れると、弱い左足が後ろ足のターンで板の暴れを抑え切れず転倒。セルフアレストピックを滑降時の転倒で活用したのは初めてかも。3回ほど転んだところで諦めてアルペンターンのみで高度を落とす。

滑りは全くダメだったが、降りている途中でガスはさらに晴れて来た。
P1020598
この高度感と開放的な景色は素晴らしい。うーん、マンダム。

平坦地に着くと上部のガスが晴れて源頭部斜面の全貌が見えた。
P1020599
素晴らしい。ざらめで快適に滑れるときにまた来たい、と早速思ったのだった。

12:49に1630m辺りの平坦地に着いて、クライミングスキンを再度貼って準備、13:05に登り返し開始。滑りで大分脚力を使い果たしたようで、腿や膝が痛く、かなりちんたら歩いた。登り返す斜面は程良い斜度でちょうど直登出来て快適に歩けるのだけど、またガスが出て来たこともあり、気分も上がらない。

駒の小屋に着いたのは13:50。30分くらいで登るべきところだけど、45分か。まあログを見返して1.5倍というのはそのときの調子ともあっている。小屋には誰も居ない。車3台集団は結局ここまで登っては来なかったのかな。

もう一つ持っていたパンを食べて、クライミングスキン剥がすなど再度滑降準備して、14:17に滑り出す。南向き斜面なのでオツルミズ沢よりは滑り易い。1763m標高点、前駒というのかな、から白沢の方へ直接滑り込んで行く。アップダウンのある稜線より、がつんと高度を落とす沢コースの方が効率的かな、と。前駒からの稜線。
P1020613
ガスが晴れて良かったけど、逆側から見たかったのだった。

その辺から白沢が南に屈曲する辺りまでのGPSログは微妙に北側にずれているような。白沢源頭部では、視界も多少出ていたこともあり、滝ハナ沢方面の偵察なども。駒の小屋から滝ハナ沢に滑り込み、登り返して白沢へ、というsakeyamaさんがやっていたの、出来そうな気がした。これもいつかトライしたい。

白沢もクラックが多い。源頭部の様子。
P1020614

P1020615
雪面は緩んでいるものの、かなり緊張感があり、滑りはあまり楽しめない。

前回白沢滑ったとき(2011年4月)は大きなデブリが沢一面埋めていたところがあったけど、今回はそれほどではなく、一番デブリが出ていたところでこんなもんかな。
P1020616
左岸から余裕で迂回出来た。

沢の屈曲のところすぐから沢は割れて水流が見えていた。標高930m辺りの滝の手前で既に割れまくり。
P1020618
古いものだけど、右岸に大きく高巻いたトレースと、左岸に滝に突っ込んで行っているトレースがある。2011年のときと2012年のときの下りは後者だった。前者だとクライミングスキン付けないとダメそうなので、雪が切れているリスクはあるが後者を選択。他に左岸をこの写真の辺りか少し手前から大きく高巻くというのもありかな。2011年に登りで使ったルート。

滝は出ているけど、水流はそれほどでもないし、この斜面から落ちても大したことにはならなそうではあった。
P1020619

問題はその先の斜面の雪が繋がっているかどうかだけど、滝の横を抜けると無事に繋がっている様子。
P1020621
枝の上を滑ることにはなるし最後にクラックを軽く飛ぶ必要もあるけど。

というわけで無事にスキー履いたまま滝はクリア。14:58。
P1020622
来週まで持つかは怪しいけど。

その後しばらく行ったところでクライミングスキンぽいトレースが現れた。2-3人かな。辺りに下りトレースは無かったので、登って来て引き返したのかな。お陰で大分楽が出来た。沢が大きく割れているところも無く、特に問題無く下降。

その後のだらだら歩き、やはりテレマークは楽だった。ウロコがあれば最高なんだろうけど、この程度のところなら普通のソールでもそれほどスリップしない。ATスキーだと、ビンディングをウォークモードにしてしまうと不安定過ぎるし、ブーツだけウォークモードにしても踵が固定されていて荷重が自由にならないからスリップは多いし(当社比)。

骨投沢は上述の通り、下流の方のスノーブリッジを利用。先行トレースがあった。上のスノーブリッジを渡るために斜面を階段登高しているトレースもあったけど、楽そうな方を選択、問題なく渡れた。
P1020630
15:46。柳沢は15:36に通過。

歩きながらたまに振り返ると、相変わらず曇りではあるものの、中ノ岳~越後駒の立派な姿が拝めた。
P1020634

16:18、石抱橋に到着。残った車はぼくのだけだった。というわけで広々と片付け。17時前に奥只見丸山スキー場帰りの車と一緒にシルバーラインを降りて行く。先が詰まっているのにトンネルの中で追い越しを掛ける頭の悪い軽バンが居て超うざい。軽バンでいきがられてもなあ。

最寄りの温泉はいまいちそそられないので、この日も五十沢温泉へ。本館に行ってみたが土曜で宿泊客が多いためか日帰りお断りだったので、また旧館へ。本館に比べ狭いけど一人で独占出来たのでまあいいや、というところ。さっぱりしたところで、この日で完全燃焼した感じなので日曜は滑ったり登らないことにして、そのまま帰路へ。土曜だから流石に上りの渋滞も無く、スムーズに帰れ、良い一日だった。

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