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2014/05/08

【雪山記録】飯豊連峰石転び沢 2014/05/03

ゴールデンウィーク後半一発目は北へ向かう途中ということで石転び沢へ。梅花皮荘までしか車で入れないこの時期行くのは中途半端で、飯豊山荘までの林道が開通してからが適期だろうという結論だが、良い斜面を滑れた。


梅花皮荘~飯豊山荘間は開通していないけど舗装林道の除雪は済んでいて、自転車アクセスが有効だった(その間の行きのログが取れていない)。飯豊山荘先の温身平から雪があったのだけど、結局その先の梅花皮沢のへつりで3度ほど板を外す必要があり、下部で雪があっても恩恵は少ない、というかむしろへつり終了まで登山靴で歩いた方が楽だろう、ということが分かったのだった。

前夜のうちに移動。夕ごはんは道中に越後川口SAでソースかつ丼を食べたのだけど、その油が当たったのかその後胃が痛くなってしまった。それもあって眠れなかったり夜中起きたり。そして4時半の目覚ましで起床したけど、寝ていた小国の道の駅はガスで真っ白でさらにテンション下がる。最低限、林道の除雪状況と自転車の有効性を確認するためサイクリングだけでもするか、ということで登山口へ移動。

玉川を遡るr260も結構長い道のりで、本当にアクセス悪いなあといい加減疲れたところで梅花皮荘に到着。晴れていたのでテンション上がる。相変わらず胃が痛いけど、登って行く人も居たし入山準備。警察のヘリコプターが飛び回って行方不明の人に呼び掛けて居た。その後見つかったのかな。この連休中別の方が亡くなられたみたいだけど、もう一人のニュースは見てない。

閑話休題。GPSの操作を誤り、湯沢出合というか梶川峰への登山道の分岐までのログが取れていないのだけど、多分6時ちょうどくらいに出発。他に自転車を使っている人は居ないようで、みんな歩いて行っている。先に進んだら結構沢山人が居て、多分20人くらい抜いたかな。滑りと歩きが半々くらい。ぼくは恐らく最後尾からの追い上げで、トップグループに踊り出た。その後分かったことにはさらに先に、かなり早出の人が数人居たようだけど。

林道は飯豊山荘まできっちり除雪されていた。その先の湯沢に掛かる橋でログが取れ始めているのが6:32。帰りのログからするとここまで4.8km、歩くと1時間か。

梶川峰への登山道で尾根に取り付いている人が居る一方、林道の先に人が見えなかったのでそこでルートを確認。そのまま林道でいいのね、と。砂利道になるが、除雪されている。というわけでさらに先まで自転車で入ろうと試みたが、雪が残っている部分があってそこはクロスバイクだと走破出来ない。というわけで200mほどで早々に自転車は放棄、適当な木に括り付けておく。6:42。

P1020701

P1020703

初めてで様子が分からないのでしばらく登山靴にスキー、この日はATスキーRossignol Bandit B83、を担ぎでしばらく進んだけど、やろうと思えばこの辺から道路の外をスキン登高することも出来たかも。帰りは自転車デポ地の300mくらい手前まで滑り込んだ。

7:00、梅花皮沢出合。
P1020704
ここまで除雪されていた。手前でスキーを付けようとしているっぽい人が居たけど、結局ここまで登山靴。7:05-20と意外と時間が掛かってスキーブーツに履き替え。つか、クライミングスキンもここで貼ったのだったかな。登山靴はその辺にデポ。

しばらく河原の平らなところをスキン登高。けど標高490mの堰堤のところは板を外す必要がある。上で書いたように、その他にへつりで3回。いちいち板をバックパックに付けていたり、足元がプラブーツで歩き難かったり、板が灌木に引っ掛かったり、という感じで時間を取られ、先行の登山者の人は見えなくなってしまった。ついでに滝沢出合のところで、別の少し前を行っていた登山者の方が藪に突っ込んで行ったのを見て、どうにか避けれないものかと高巻きを試みたがやっぱりダメで20分ほどロス。ここはその先行者が突っ込んだのを見たところも間違っていて、沢寄りに降りたところが一番藪漕ぎが少ないみたいで、帰りはトラロープが設置されているそこを通った。

標高700mくらいでようやく目指す稜線が見えるようになって来た。
P1020719
このときは快晴。けどぼちぼち風があってそれほど暑くはない。

確かその辺で滑り降りて来るスキーヤーとすれ違った。石転び沢出合まで行ったけど土砂崩れで滑れないから降りて来たのだそうな。先行の登山者二人の前にもまだ人が居たのね。ぼくは折角なので行けるところまで行ってみますわ、ということで先に進む。少し先で先行登山者の後の方が休んでいた。さっきのスキーヤーに写真を見せられて、そこで撤退することにしたのだそうな。まあ歩きだと途中で止めることにした場合に下山に時間が掛かるからその判断も正しいか。

しばらくだらだら河原を登って、10:00、ようやく石転び沢出合、かな。門内沢との分岐。
P1020721
確かに土砂で汚れているけど、クライマーズレフトは雪が繋がっていそう。これなら行けそうかな、と先に進む。

もう一人の先行登山者は門内沢に行ったっぽい姿が見えた。
P1020722
そちらもどこでも登ったり滑ったり出来そう。

しばらく進んで10:20、950m辺りで都合の良いことに上からスキーヤーが滑って来て、お話が出来た。
P1020723
2日前に入山してこの日下山とのこと。2日前の石転び沢はデブリで覆われていたものの幅の半分程度で、このようになったのはこの2日の雨によるものだろう、とのこと。ずっと雨だったらしい。そしてやはり右岸を高巻けば特に問題無く滑って来れるみたい。この辺はダメだけど上部は良いですよ、ということでやはり登高続行。確かその辺でスキークランポンを装着。

先のデブリの中に3人組の登山者が見えた。小屋泊のようで大きな荷物を担いでいて、徐々に追い付く。さっきの引き返したスキーヤーとこの3人は相当早く出たのかな。普通に出た人たちは自転車で全員抜いて、登山者2人に抜き返されたのは先述の通りなのだが。

クライマーズライトの壁からたまに雪ががらがらと剥がれ落ちている。レフトは比較的安全だが、こちらもクラックがあるので危険ではある。

11:20、ほん石転び沢出合通過。
P1020724
上部にクラックが見えるけど、下部はデブリも出てなさそうでこちらの方が快適に滑れる区間が長そうなので、下りはほん石転び沢かな、とこのときは思ったのだった。
P1020725

怪しい雲が出て来てしまった、、。
P1020726
たまに吹いていた風も常時強く吹くように。

完全に曇りになったけど上を目指す。稜線は近くに見えて意外と時間が掛かる。遠近法マジック。12:45、1600m辺りで急登なのでブーツクランポンに履き替える。頑張ってジグ切ってスキーで登れないこともないけど、上部は固いところもあったので正解だったかな。

少し登るとガスが涌いて来て、あっという間に稜線が覆われてしまった。そして自分が居るところもガスに巻かれてしまう。ここで登高止めて滑降準備するのも危ないので稜線を目指すが、なかなか進まない。ブーツクランポンの先行トレースが2本あったのだけど、どっちも見失うし。GPS航法しかない。適当に上に向かったら梅花皮小屋はもっと右手のようなので方向修正したり、下からは見えなかったクラックがあったりしつつ。

13:45、のろのろと稜線に到着、笹薮が見えた。小屋は外してしまったようで見えない。100mくらい横移動すれば着くようだけど、それも時間が掛かり面倒なので、その場で滑降準備。ほん石転び沢プランは当然無し。オンサイトであのクラックは危ないし。

14:05、滑降開始。ガスで視界が無いのでヘルメットカメラは着けず。登りトレースに沿って慎重に高度を落とすのみ。視界があれば、多分ちょうど剱岳平蔵谷みたいで気持ち良いのだろうなあ、とか思いつつ、転ぶと大変なことになるので我慢の滑り。

5分ほどで1500mまで高度を落とすと少しは視界が出て来た。
P1020729
途中で3人組登山者とすれ違っていた。登りトレース。
P1020730
ぼくのを追ってしまったら非効率だったろうな、すみません。

14:20、1000m辺りから上を見上げる。
P1020733
下りは早いなあ。たまに小石を踏んだりしたけど、特に問題なく右岸を滑って来れた。

門内沢の方へ様子を見に行ってみたが、こちらの方がトレースが沢山あったような。石転び沢はこの日上部まで行ったのは結局ぼくと3人組だけだったようだけど。あと、梶川峰へ向かう沢にも結構スキーの滑りトラックが入っていた。上部まで行かずにその辺で遊んだ人も居たのかな。

14:33、650m地点の一旦板を外して一段上がるところ。上では休めなかったので、ここで少し栄養補給など。上記の通り無事にトラロープ設置の正規ルートを発見。とはいえ藪漕ぎはあってスキーが引っ掛かってうざいのだけど。

この辺で、ほぼ予報通り、ぽつぽつ雨が降って来た。

しばらくスキーで滑れるけど、また藪漕ぎへ。
P1020749
枝沢を渡渉した上あの藪にスキー担いで突っ込むのか…、の図。

足を滑らせたりすると沢まで真っ逆さまで、雪解け水の急流に飲まれてまず助からないだろうなあ、という。
P1020752

2回目の板外すところで藪突入ポイントを見失ったり、ようやく藪漕ぎが終わったと思ったら河原で一段降りてしまい登り返すはめに陥ったりしつつも16:10に堰堤通過、デポの靴を無事に回収して、16:22に林道へ。脇をスキーでそのまま滑って行く。先行のスキートレースに助けられた。

430mくらい、砂利林道の真ん中辺りで沢の横断があり、板を外して担ぐことに。足元も登山靴へ。16:38から10分ほど。ここで大変なことに気付いてしまった。バックパックのショルダーベルト取付部が解れている。
P1020754
この前ヒップベルトを無償修理してもらったのだが、ここもか。ホグロフスのバックパックはダメだな。結構な担ぎで負担を掛けたのは確かだが、サイドにスキーループ付いてるんだし、想定内の使用法だろうに。ともあれ何とかここまで持って良かった。

砂利道の上の雪は朝方より大分無くなっていた。300mほど歩いて無事に自転車を回収、あとは快適ダウンヒル。行きで結構下りのところがあったので帰りは登りがあるということかと心配したが、それほどの登りではなかった。雨は本降りになってぐしょ濡れにはなったが、ブレーキを掛けるだけですいすい進んで楽ちん。

途中スキーを担いでプラブーツで歩いている人を一人追い抜き、17:10に駐車場所に帰着。雨は小降りになって来て最悪のタイミングで自転車に乗っていたことにはなるが、まあ良い。良くなかったのは、まったり片付けしようかと思っていたらまとわり付いて来たブヨだった。噂には聞いていたが凄い。仕方なく急いで撤収。

入浴は、最寄りの梅花皮荘でなく、通り道で看板に日本秘湯を守る会会員とかあって気になった泡の湯温泉三好荘へ。つい最近脱会したとか貼り紙があったけど。初めての炭酸泉だったのだけど、しゅわしゅわぽこぽこ言っているわけではないのね。鉄分の強いお湯な上に温度も低くあまり温まらない。二人入れば一杯の狭い湯船で注がれている湯量もあまり豊富でないっぽく、大浴場は沸かし湯だったりして、評価は微妙。マタギの衣装や小熊の剥製などが展示されていたり、面白い宿ではあったけど。

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